突然の引退。一体なぜ?
日本は、ロシア・ワールドカップに出場するアジア勢で、グループステージを突破した唯一のチームとなった。そのほかの4チームは、残念ながら、いずれも敗退した。そのうちの一つが、初戦でモロッコを相手に20年ぶりのW杯勝利を手にし、最終戦でも勝点を手にしたものの、スペインやポルトガルに及ばなかったイランだ。
そんなチームで、全3試合にフル出場したストライカーのサルダル・アズモンは、28日、自身のインスタグラムで、「W杯は全選手の願いであり、僕とチームメイトたちは全力でイランの勝利を目指した」と書き記し、さらに次のように続けた。
「大勢のイラン人の祈りがあったにもかかわらず、僕たちは正しい評価を得られなかった。代表でプレーできたことは大きな名誉だったし、一生誇りに思う」
そして、23歳のアズモンは、「残念ながら、いろいろな理由から、自分の心に反して、僕はイラン代表に別れを告げることを決めた」と、驚きの代表引退を宣言した。そこには、病気を患う母親の存在が影響しているようだ。
「もちろん、たくさんの困難や苦労の末にここまでたどり着いた23歳の若手にとって、これは最もつらい決断だ。でも、人生には優先すべきことがある。僕の母は重い病気だった。残念なことに、僕に対する罵倒が続いたせいで、それ(病状)が悪化してしまったんだ。だから、僕はつらい選択をした」
そんなチームで、全3試合にフル出場したストライカーのサルダル・アズモンは、28日、自身のインスタグラムで、「W杯は全選手の願いであり、僕とチームメイトたちは全力でイランの勝利を目指した」と書き記し、さらに次のように続けた。
「大勢のイラン人の祈りがあったにもかかわらず、僕たちは正しい評価を得られなかった。代表でプレーできたことは大きな名誉だったし、一生誇りに思う」
そして、23歳のアズモンは、「残念ながら、いろいろな理由から、自分の心に反して、僕はイラン代表に別れを告げることを決めた」と、驚きの代表引退を宣言した。そこには、病気を患う母親の存在が影響しているようだ。
「もちろん、たくさんの困難や苦労の末にここまでたどり着いた23歳の若手にとって、これは最もつらい決断だ。でも、人生には優先すべきことがある。僕の母は重い病気だった。残念なことに、僕に対する罵倒が続いたせいで、それ(病状)が悪化してしまったんだ。だから、僕はつらい選択をした」
不本意ながらも母親のために代表のユニホームを脱ぐ覚悟を決めたアズモンは、「この言葉の裏にどれだけの苦しみがあるか、みんなには分からないだろう」と、つらい胸中を吐露している。
「いつかまたイランをW杯で見られるように願っている。一部の同胞たちの愛情には感謝している。今は、母のためだけに自分の愛情を注ぎたい」
一部の心ない人間による非道な行為で、前途有望な若者が夢をあきらめ、代表チームは大きな損失を被った。愚行に及んだ者たちは、アズモンの苦渋の決断に、何を思うのだろうか――。