「H組では自分たちのレベルが一番低い」劇的勝利を収めた日、長友佑都が香川と話した“危機感”

カテゴリ:国際大会

サッカーダイジェストWeb編集部

2018年06月21日

組織力の高いセネガルを「最も強い」と警戒

コロンビア戦でPKを決めた香川を祝福する長友。(C)Getty Images

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 6月19日のコロンビア戦で2-1と勝利を手にした翌20日、長友佑都(ガラタサライ)が記者陣の取材に応じた。

「勝ったことは嬉しい。でも、それだけではダメ。事実、僕らは勝ちはしたけれど、10人のコロンビア相手に苦戦した。それを自覚しないと足をすくわれてしまう」と危機感を抱いている。

 というのも、次に対戦するセネガルは「僕(長友)自身が勝手に予選リーグで当たる3チームを分析した結果ですけど、セネガルが最も手ごわい相手だと思った」からだ。しかも、セネガルは初戦のポーランドを2-1で下し、ノリにノッている。

 アリウ・シセ監督が率いるセネガルは、得点力の高いFWサディオ・マネ(リバプール)、17歳でACミランに引き抜かれた経歴を持つFWエムバイ・ニアング(トリノ)、長友が「とてもスピードがあり、将来はビッククラブでプレーするポテンシャルがある」と認める弱冠20歳のFWイスマイラ・サール(レンヌ)と攻撃陣にタレントが揃っている。
「個々の身体能力が高いことに加えて、組織的な守備やプレーがチームに浸透している。正直なところ、こういうチームを相手にするのは、なかなか難しいなというのが正直な感想」と話す。

「普通に臨んだら勝てない相手だと思います。僕らはコロンビア戦で出せた一体感以上のものを出せないと、勝てない。このグループHでは、クオリティも含めて自分たちのレベルが一番低いと思う。そこを冷静に受け止めないといけない。まだ、90分で10人のコロンビアに勝っただけなんです」

 “まだ初戦に勝っただけ”と繰り返すのは、2勝しながらも決勝トーナメント初戦で敗退した南アフリカ大会、一勝も挙げられずにグループリーグで敗退したブラジル大会と、2回のワールドカップを経験して厳しさを知っているからだろう。

「昨日はホテルに戻ってから、部屋で(香川)真司と長いこと話をしました。真司はもちろん、勝利に喜んではいましたが、どちらかというと、僕も真司も危機感を強く持っている。ワールドカップでは1試合勝っても、2試合負けたら、勝利に何の意味もなくなってしまう。浮かれていたら足をすくわれてしまう。それに対する危機感のほうが強い」

 日本では大変な盛り上がりを見せているワールドカップも、ロシアで戦いに身を投じる彼らにとって、まだ始まったばかりなのだ。

「部屋で話したあと、リカバリも兼ねてプールに行き、そこでもいろいろ話しました。真司とは4年前のブラジル大会でも一緒だったので、初戦のコートジボワール戦で負けた後にどんな気持ちだったのかとか……いろいろな感情が蘇って、思い出して。そういったことも踏まえて、今回はこうするべきだ、と心と頭の整理をしていた感じです。経験があるぶん、経験のない選手にワールドカップで感じたことなどを伝えるのも、僕の役割なのかなと思います」

 3度目のワールドカップに挑むベテランの覚悟は本物。盟友とともに第2戦のセネガルを迎え撃つため、心身の準備に抜かりはない。

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