ロシア・ワールドカップ グループＡ・第２戦
ロシア－エジプト
６月19日（火）21:00（日本時間27:00）キックオフ／サンクトペテルブルク（サンクトペテルブルク）

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　初戦を対象的な結果で終えた両国の対戦だ。
 
　開催国のロシアはアレクサンドル・ゴロビンがフリーキックを含む１ゴール・２アシストの活躍を見せるなど、サウジアラビアを5-0で一蹴し、最高のスタートを切った。
 
　一方のエジプトは、故障明けのエース、モハメド・サラーが大事をとって欠場。絶対的な攻撃の軸を欠く中、ルイス・スアレス、エディンソン・カバーニの強力２トップを擁するウルグアイの攻撃を跳ね返し、狙い通りに終了間際まで無失点で耐え続けたものの、89分にセットプレーからホセ・ヒメネスにゴールを許して、惜しくも敗れている。
 

　ロシアに勝って巻き返しを図りたいエジプトの、第２戦の一番の見どころはサラーだろう。プレミアリーグで32ゴールを挙げ、トップスコアラーに輝いた“エジプトの王”が万全の状態で臨めれば、ロシア守備陣は間違いなく混乱に陥るはずだ。
 
　サラーが入ることによって、エジプトの堅守速攻は確実に破壊力を増すが、フィニッシュの部分はサラーへの依存度が極めて高いだけに、仮にこの大エースがコンディションを取り戻せていないようなら、逆に攻撃が手詰まりになる可能性もある。
 
　対するロシアは、開幕戦で出色の活躍を見せたゴロビンに要注目。４ゴールに絡んだうえに守備でも奔走し、一躍スター候補に躍り出た。
 
　開幕戦でトップ下として出場したアラン・ジャゴエフは、ハムストリングの負傷で今大会中の復帰は絶望的。そのサウジアラビア戦で途中出場し、２ゴールをあげたデニス・チェリシェフが引き続き代役を務めることになりそうだ。
 
　ポジション的にサラーのマークを担うことになりそうな左SBのユーリ・ジルコフが、どれだけこのマッチアップを戦えるかもカギとなるだろう。
 
　いずれにせよ、出場すればワールドカップ初見参となるサラーの出来に、この試合の行方は大きく左右されそうだ。