「イ・スンウを使え!」「赤い悪魔はどこへ?」黒星発進の韓国代表にファンは手厳しく…

カテゴリ:国際大会

サッカーダイジェストWeb編集部

2018年06月19日

VARでPKが与えられたことへのやるせなさも

決勝PKを与えて落ち込むキム・ミヌ(左)に気合いを入れるソン・フンミン(右)。黒星スタートの監督は続くメキシコ、ドイツとの連戦でいかに振る舞うのか。(C)Getty Images

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 ほぼ互角の試合展開を見せながら、PKの一撃でスウェーデンの後塵を拝した韓国代表。シン・テヨン監督は試合後の会見で、「相手には高さと強さがあり、これがアドバンテージとなっていた。(韓国の)選手たちはよく集中して戦ったと思う。勝利を目ざして全力を尽くしたが、叶わなかったのだ。次のメキシコ戦に向けて万全の準備をしたい」と話した。
 
 善戦虚しく敗北、と言えば聞こえはいいが、グループFの力関係を考えれば、スウェーデンは是が非でも勝っておきたかった相手だ。ましてや前日、大本命のドイツがメキシコに敗れる波乱があり、先行きが読めなくなっていた。韓国は第2戦でそのメキシコと対峙し、最終戦が崖っぷちの大国ドイツ。勝点を積み上げるには、かなり過酷なシチュエーションと言わざるを得ない。

 
 そんな代表チームに対して、韓国国民やファンの反応はさまざまだ。KFA(大韓サッカー協会)の公式SNSにはスウェーデン戦の直後からコメントが殺到。ポジティブな意見もあるにはあるが、やはり大多数は辛辣な批判だ。20歳の逸材イ・スンウをスタメンで起用しなかった点、ビッグセーブを連発したGKチョ・ヒョヌへの賛辞、主審がPK判定を覆したVAR、そして進歩のない指揮官への不信感……。いくつか紹介しておこう。
 
「なんだかまた弱くなった気がする……」
「まだ2試合ある! 顔を上げろ!」
「チョ・ヒョヌは我らが誇り! それだけにせめて引き分けたかった」
「なぜイ・スンウを頭から使わないんだ!」
「10番を与えたのだから、イ・スンウの力をもっと信じたらどうなんだ」
「兎にも角にもチャレンジしてほしい。ただ失敗は成功の母。降参してはいけない」
「ベストを尽くしたが、課題は山積みだ」
「本当に点が取れないな。アイデアが不足している」
「やっぱりVARは好きになれない。あれが入って来るたびにボルテージが下がる」
「VARで決まったPKが決勝点……。正しい判定だとしても、こちらとしては堪える」
「赤い悪魔はいったいどこに行ったんだ?」
「選手たちはよく頑張ったよ。やはりマネジメントに問題がある。変化に乏しい」
 
 さて、これでアジア5代表のうち4チームが初戦を終えた。結果は1勝1分け2敗。日本は火曜日にしんがりで登場し、コロンビアとの運命の一戦を迎える。
 
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