約2か月ぶりに戦列復帰した清武弘嗣が激白。ハリル解任後の日本代表に必要なのは…

カテゴリ:Jリーグ

本田健介(サッカーダイジェスト)

2018年04月12日

川崎戦では回復ぶりをアピール

川崎戦で戦列復帰した清武。短い時間であったが、高いテクニックを見せた。(C)SOCCER DIGEST

画像を見る

[J1リーグ7節]川崎1-2C大阪/4月11日/等々力
 
 C大阪の清武弘嗣が7節の川崎戦で、右足の負傷から約2か月ぶりの復帰を果たした。清武がピッチに立ったのは72分。チームが1点をリードしている状況で「まずは失点しないこと」を意識したという。その言葉通り、守備に力を割きながら、カウンターのチャンスでは猛スピードで相手ゴール前へ走り込んだ。
 
「去年のリハビリ明けよりは良い。違和感なく入れたなと思います」と、怪我に泣いた昨季を引き合いに出しながら、回復ぶりをアピールした。
 
 ロシア・ワールドカップの約2か月前というタイミングで戦列に戻って来られたのも大きい。西野朗新監督が就任した日本代表へのカムバックも十分に考えられるだろう。本人も熱い想いを吐露する。
 
「今回はこういうことになってしまったので、残念な気持ちはありますが、やっぱり今の状況を覆すためには日本代表は結果を出すしかありません。西野さんの下でチーム作りは短期間で行なうわけで、選手一人ひとりが意識や責任感を今まで以上に持たないといけない。僕はブラジル(・ワールドカップ)も経験しているので、そういうことを繰り返したくない。良い結果を出して、もう一回巻き返したいという気持ちはあります。
 
 この4年間はいろいろ感じてきましたし、もちろん自分がピッチに立ちたいという想いはありますが、今回こういうことが起こり、自分のなかでも変化がありました。日本サッカー界が全体として受け止めなくてはいけないと思っていますし、23人に選ばれた人は絶対に結果を出さなくてはいけない。そういう気持ちを持たないとこれから日本サッカーは発展しないはずです。僕が選ばれようが、選ばれまいが、結果を求めてこれからの世代につなげていかないと、日本サッカーは良い方向に進まないと思います」
 
 ワールドカップを前に警鐘を鳴らす清武は、再び青いユニホームを身に纏い、大舞台に立てるのか。その想いは人一倍強い。
 
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
 
【関連記事】
【J1採点&寸評】川崎 1-2 C大阪|伏兵ふたりがいぶし銀の働き!川崎の知念はリーグ戦今季初ゴールと奮闘するも…
J3、JFLを経験した苦労人が、王者・川崎を下すJ1初ゴール!C大阪を3連勝に導き「本当に良かった」
C大阪がリーグ3連勝! ルヴァン杯、ゼロックス杯に続き、三たび川崎退治に成功!
C大阪の山口と杉本が「ハリル解任」への想いを吐露、そして清武も…
【W杯はこの23人で戦え!!】香川、清武、乾、内田。組織がない以上タレントを重視すべき

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 世界各国の超逸材を紹介!
    4月18日発売
    母国をさらなる高みに導く
    「新・黄金世代」大研究
    列強国も中小国も
    世界の才能を徹底網羅!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ