J１リーグは４月７日、６節の５試合を開催。札幌ドームでは、北海道コンサドーレ札幌対名古屋グランパスが行なわれ、３対０で札幌が勝利を飾り、今季２勝目を挙げた。

“ミシャ”こと札幌・ペトロヴィッチ監督と、名古屋・風間八宏監督はともに娯楽性に富んだパスサッカーを志向。その両チームの激突は、互いに緻密なコンビネーションからゴールに迫る白熱の展開となった。

　立ち上がりは名古屋が連動性のあるパスワークからチャンスを作り出したが、札幌もショートカウンターで押し返すと、三好康児やジェイに代わって先発の都倉賢が積極的にシュートを狙っていく。すると26分、福森晃斗のCKから進藤亮佑がヘディングシュートを沈め、札幌が先制する。進藤は今季２ゴール目となった。

　前半を１-０とリードして折り返した札幌は、後半も効率よく加点する。69分に途中出場のジェイのクロスに、都倉が豪快なバイシクルショットを叩き込み、追加点をゲット。ゴールした瞬間には、あまりの凄まじい一撃にスタジアムも一瞬静まり返るほどだった。これが都倉のリーグ戦初ゴールとなった。

　札幌はさらに４分後にも、菅大輝のクロスが相手DFのオウンゴールを誘い、３点目を奪い、勝負を決定づける。札幌は守っても、名古屋の反撃を無得点に抑え、３-０でタイムアップ。札幌が本拠地で今季２勝目を飾った。一方の名古屋は３連敗となっている。