イングランド2部クラブを買収して野心はさらに…
常勝軍団であるがゆえの宿命か、単なる名物オーナーの暴挙か。
ギリシャ・スーパーリーグを7連覇中の名門オリンピアコス。3月31日に行なわれた第32節レバディオコス戦を1-1のドローで終え、ここ8戦して3勝4分け1敗と停滞を余儀なくされている。この結果に怒り心頭なのが、名物オーナーのエバンゲロス・マリナキスだ。
英国営放送の『BBC』が伝えたところによると、ワンマン経営者は低調なパフォーマンスを続ける選手たちに対して、40万ユーロ(5200万円)の罰金を科したという。それだけでも異例だが、全員を集めて「私もファンもずっと耐え忍んできたが、もうウンザリだ。出て行っていいぞ。休暇にでも出掛けてこい!」と言い放ったのである。
ギリシャ・スーパーリーグを7連覇中の名門オリンピアコス。3月31日に行なわれた第32節レバディオコス戦を1-1のドローで終え、ここ8戦して3勝4分け1敗と停滞を余儀なくされている。この結果に怒り心頭なのが、名物オーナーのエバンゲロス・マリナキスだ。
英国営放送の『BBC』が伝えたところによると、ワンマン経営者は低調なパフォーマンスを続ける選手たちに対して、40万ユーロ(5200万円)の罰金を科したという。それだけでも異例だが、全員を集めて「私もファンもずっと耐え忍んできたが、もうウンザリだ。出て行っていいぞ。休暇にでも出掛けてこい!」と言い放ったのである。
さらにマリナキス・オーナーは「この罰金のうち半分は、(3月4日の)パナシナイコス戦で引き分けたことによる」と説明し、「何人かの選手は本当にメンバーから外す。U-20の選手を使ったほうがマシだからな」と、あからさまな現場介入を示唆した。
現在オリンピアコスはリーグで3位。シーズンは残り4試合で、首位AEKアテネとは3ポイント差だ。逆転優勝の可能性は十分にある。やはりそこは同国最多44回の優勝を誇り、8連覇が懸かっているチームならではのお家事情だろう。通常では考えられないハードルの高さだ。
同オーナーは3年前にも不調のチームに50万ユーロ(6500万円)の罰金を言い渡した。その時はショック療法が奏功して持ち直しただけに、再現を狙ったものと見られる。昨年5月にはイングランド2部の古豪ノッティンガム・フォレストの買収に成功。ギリシャ人実業家の野心はいま、プレミアリーグにも向けられている。
現在オリンピアコスはリーグで3位。シーズンは残り4試合で、首位AEKアテネとは3ポイント差だ。逆転優勝の可能性は十分にある。やはりそこは同国最多44回の優勝を誇り、8連覇が懸かっているチームならではのお家事情だろう。通常では考えられないハードルの高さだ。
同オーナーは3年前にも不調のチームに50万ユーロ(6500万円)の罰金を言い渡した。その時はショック療法が奏功して持ち直しただけに、再現を狙ったものと見られる。昨年5月にはイングランド2部の古豪ノッティンガム・フォレストの買収に成功。ギリシャ人実業家の野心はいま、プレミアリーグにも向けられている。