スペイン2部で衝撃! レオネサ指揮官がなんとタッチライン際で敵カウンターを阻止!

カテゴリ:ワールド

サッカーダイジェストWeb編集部

2018年03月28日

「ボールはラインを割っていたよ」と苦しい言い訳

まさにこの直後にあり得ない行動に出たバレラ監督。すでにタッチラインぎりぎりの場所に……。残留争いの最中、負けたくない一心で、思わず足が出てしまったのだろう。(C)Getty Images

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 リーガ・エスパニョーラ2部で驚きの“プレー”が飛び出した。
 
 3月24日に行なわれた32節、アルバセーテvsクルトゥラル・レオネサの一戦だ。試合は拮抗した展開のまま0-0で終盤へ突入。その89分だった。ホームのアルバセーテがカウンターを仕掛けようとした矢先、タッチライン際にいたレオネサの指揮官、ルーベン・デ・ラ・バレラが愚行に及んだのだ。なんとボールがラインを割っていないにも関わらず、足を出して相手選手のドリブルを阻止したのである。

 
 バレラ監督は即退席処分となったのだが、スペイン紙『Mundo Deportivo』によると、このままシーズン終了まで指揮を執れない可能性が高いという。こうしたピッチ外の人物による妨害行為は、規定により4~12試合の出場停止が科されるが、今回のケースは過去にも事例があり、おそらく10試合のベンチ入り禁止が濃厚となっているのだ。

 
 33歳の青年指揮官は、こうエクスキューズしている。
 
「言ってみれば本能的なアクションだった。でも僕は確信しているよ、ボールはラインを割っていたとね。レフェリーにもちゃんとその事実を伝えたんだけど……。僕の意見がちゃんと反映されることを、ただ祈っているよ」
 
 レオネサはご存知の通り、日本代表MF井手口陽介が籍を置くクラブ。リーズ・ユナイテッドからのレンタル移籍中で、ここまで5試合に出場しているが、今回のアルバセーテ戦を含めて直近5試合はメンバー外となっている。チームは現在19位と降格へ待ったなしの状態で、シーズンは残すところ10試合。もしペナルティーが10試合で確定すれば、彼らはシーズン終了まで指揮官抜きで、熾烈な残留争いを戦わなければならなくなる。
 
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