ナポリはマッジョの移籍容認でヤンマート獲りへ加速。
【ミラン】アレックスがメディカルチェックを終了
かねてからの噂どおり、パリ・サンジェルマン(PSG)との契約を6月いっぱいで満了するブラジル人DFのアレックスは、ミランとの契約をかわすべく5日、ミラノでメディカルチェックを行なった。
「ミランのように重要なクラブでプレーできることを幸せに思っている。PSVでプレーしていた時、ミランに移籍するチャンスはあったが、結局実現しなかった。その時の監督アンチェロッティとはチェルシーで一緒になり、その後PSGにも呼び寄せてもらった。彼は、私にとっては父親のような存在だ。来シーズンはミランがそのステイタスに相応しい場所、すなわちチャンピオンズ・リーグに戻るのに貢献したい」
契約の大筋についてはすでに合意に至った模様で、正式発表も時間の問題だ。
【ナポリ】マッジョはヴェローナへ? 後釜にはヤンマートを狙う
ナポリの右ウイングバックのクリスティアン・マッジョは、家庭の事情から故郷ヴィチェンツァの近くに戻りたいという希望を持っており、ヴェローナ移籍の可能性が浮上している。今年1月に、ヴェローナから共同保有の形態でナポリに加入したジョルジーニョの移籍に見られるとおり、両クラブの関係は良好で、ナポリには年俸の一部を支払う用意もあるようだ。
もし移籍が決まれば、その後釜としてかねてから狙っているダリル・ヤンマート(フェイエノールト)の獲得に弾みがつくだろう。
【カリアリ】イタリア人実業家のジュリーニに経営権を売却か
昨日アメリカ人投資家グループとの売却交渉破談をお伝えしたばかりのカリアリだが、マッシモ・チェッリーノ会長は5日、地元カリアリに本拠を置くフッ素樹脂加工メーカー「Fluorsid」を経営するイタリア人実業家トンマーゾ・ジュリーニへの経営権譲渡について基本合意に達した模様だ。金額は4000万ユーロ(約56億円)前後だが、チェッリーノは株式の一部を保有し続け、クラブ内部にも一定の発言権を保持する見通し。
【翻訳】
片野道郎
翻訳者からのごあいさつ
イタリアのスポーツ専門局『SkySport』を舞台に活躍するジャンルカ・ディ・マルツィオは、移籍専門記者という新たなジャンルを独力で切り開いた草分けにして、他をまったく寄せ付けないトップランナーです。
イタリア国内ではすでに数年前から超メジャーな存在でしたが、2013年1月にジョゼップ・グアルディオラ監督のバイエルン入りという大スクープをものにして、一躍ヨーロッパ中でその名を知られるようになりました。その後も、ウィリアン(当時シャフタール・ドネツク)がトッテナムからチェルシーに寝返った顛末など、イタリアにいながらワールドワイドな移籍情報をいくつもスクープしています。
セリエAから下部リーグまで各クラブの会長やスポーツディレクターはもちろん、代理人からスカウトまで膨大な関係者と緊密なネットワークを持ち(iPhoneのアドレス帳には3000人以上のコンタクトが入っています)、他の記者には絶対入手できないディープな情報をキャッチ。素晴らしいのは、しっかり裏が取れるまでは決して情報を出さないところです。
ご存じの通り、世界中を飛び交っている移籍関連ニュースの大半は、誰かの願望や思惑に基づくただの噂でありそれ以上ではありませんが、ディ・マルツィオが発信するニュースは、すべて彼自身のプライドがかかったガチネタであり、ハズレはほぼ皆無と言っても過言ではありません。移籍ネタに関しては、どんなにありそうな話でもディ・マルツィオが書くまでは嘘か本当かわからない、どんなにあり得ない話でもディ・マルツィオが書いたら本当、というのが、もはやこの業界の常識になっているくらいです。
ツイッターのフォロワーは全世界で約30万人。日本では13年7月から『ワールドサッカーダイジェスト』誌に連載コラムを寄稿しています。先月、この連載を休載した時には、日本のフォロワーからいくつも問い合わせのリプライが飛んで来たほどの人気です。
そんなディ・マルツィオのオフィシャルサイト『gianlucadimarzio.com』から、移籍関連を中心とする最新ニュースを毎日厳選してお伝えするのがこのコーナー。サプライズはあっても「ガセ」はありませんから、安心してお読みください。(片野道郎)
かねてからの噂どおり、パリ・サンジェルマン(PSG)との契約を6月いっぱいで満了するブラジル人DFのアレックスは、ミランとの契約をかわすべく5日、ミラノでメディカルチェックを行なった。
「ミランのように重要なクラブでプレーできることを幸せに思っている。PSVでプレーしていた時、ミランに移籍するチャンスはあったが、結局実現しなかった。その時の監督アンチェロッティとはチェルシーで一緒になり、その後PSGにも呼び寄せてもらった。彼は、私にとっては父親のような存在だ。来シーズンはミランがそのステイタスに相応しい場所、すなわちチャンピオンズ・リーグに戻るのに貢献したい」
契約の大筋についてはすでに合意に至った模様で、正式発表も時間の問題だ。
【ナポリ】マッジョはヴェローナへ? 後釜にはヤンマートを狙う
ナポリの右ウイングバックのクリスティアン・マッジョは、家庭の事情から故郷ヴィチェンツァの近くに戻りたいという希望を持っており、ヴェローナ移籍の可能性が浮上している。今年1月に、ヴェローナから共同保有の形態でナポリに加入したジョルジーニョの移籍に見られるとおり、両クラブの関係は良好で、ナポリには年俸の一部を支払う用意もあるようだ。
もし移籍が決まれば、その後釜としてかねてから狙っているダリル・ヤンマート(フェイエノールト)の獲得に弾みがつくだろう。
【カリアリ】イタリア人実業家のジュリーニに経営権を売却か
昨日アメリカ人投資家グループとの売却交渉破談をお伝えしたばかりのカリアリだが、マッシモ・チェッリーノ会長は5日、地元カリアリに本拠を置くフッ素樹脂加工メーカー「Fluorsid」を経営するイタリア人実業家トンマーゾ・ジュリーニへの経営権譲渡について基本合意に達した模様だ。金額は4000万ユーロ(約56億円)前後だが、チェッリーノは株式の一部を保有し続け、クラブ内部にも一定の発言権を保持する見通し。
【翻訳】
片野道郎
翻訳者からのごあいさつ
イタリアのスポーツ専門局『SkySport』を舞台に活躍するジャンルカ・ディ・マルツィオは、移籍専門記者という新たなジャンルを独力で切り開いた草分けにして、他をまったく寄せ付けないトップランナーです。
イタリア国内ではすでに数年前から超メジャーな存在でしたが、2013年1月にジョゼップ・グアルディオラ監督のバイエルン入りという大スクープをものにして、一躍ヨーロッパ中でその名を知られるようになりました。その後も、ウィリアン(当時シャフタール・ドネツク)がトッテナムからチェルシーに寝返った顛末など、イタリアにいながらワールドワイドな移籍情報をいくつもスクープしています。
セリエAから下部リーグまで各クラブの会長やスポーツディレクターはもちろん、代理人からスカウトまで膨大な関係者と緊密なネットワークを持ち(iPhoneのアドレス帳には3000人以上のコンタクトが入っています)、他の記者には絶対入手できないディープな情報をキャッチ。素晴らしいのは、しっかり裏が取れるまでは決して情報を出さないところです。
ご存じの通り、世界中を飛び交っている移籍関連ニュースの大半は、誰かの願望や思惑に基づくただの噂でありそれ以上ではありませんが、ディ・マルツィオが発信するニュースは、すべて彼自身のプライドがかかったガチネタであり、ハズレはほぼ皆無と言っても過言ではありません。移籍ネタに関しては、どんなにありそうな話でもディ・マルツィオが書くまでは嘘か本当かわからない、どんなにあり得ない話でもディ・マルツィオが書いたら本当、というのが、もはやこの業界の常識になっているくらいです。
ツイッターのフォロワーは全世界で約30万人。日本では13年7月から『ワールドサッカーダイジェスト』誌に連載コラムを寄稿しています。先月、この連載を休載した時には、日本のフォロワーからいくつも問い合わせのリプライが飛んで来たほどの人気です。
そんなディ・マルツィオのオフィシャルサイト『gianlucadimarzio.com』から、移籍関連を中心とする最新ニュースを毎日厳選してお伝えするのがこのコーナー。サプライズはあっても「ガセ」はありませんから、安心してお読みください。(片野道郎)