パリ・サンジェルマンと父親が残留を強調しても、ネイマールの去就を巡る報道は後を絶たない。以前から関心が噂されるレアル・マドリーは、フロレンティーノ・ペレス会長がネイマール父とコンタクトを取ったといわれている。
 
　ブラジル代表のチームメイトであるマドリーのカゼミーロは、直近でネイマールが“白い巨人”に来ることはないと考えているようだ。スペイン紙『Marca』によると、カゼミーロは『cadena COPE』で「今シーズン（終了後に）、彼が来る選択肢はないと思う。でも、ペレス会長に聞いてくれ」と話している。

　だがカゼミーロは、「彼はマドリーの扉が常に開いていると知っている。でも、彼はパリで幸せなんだ」と述べつつ、もしも移籍することがあるなら歓迎だと述べた。
 
「彼のクオリティーを考えれば、僕ならもちろん獲得する。今シーズン、来てくれるといいね。彼は素晴らしい選手だ。世界のベスト３のひとりだよ。クリスチアーノ（・ロナウド）とも、とてもうまくいくだろう」
 
　ネイマールが加わるかどうかは、ジネディーヌ・ジダン監督の去就とも関係してくるだろうが、カゼミーロは「監督は必ず、来シーズンも続けるはずだ」と、指揮官を絶賛している。
 
「彼は２年連続でチャンピオンズ・リーグを制した。彼のことをリスペクトしなければいけない。それまで、誰も成し遂げていなかったのだからね。チームのみんながジダン監督にとても満足しているし、彼のことをすごく信じているんだ。僕らは、彼のために勝ちたい。僕らにとって、適切な監督だ」
 
　カゼミーロはまた、「彼は歴代最高のMFだった」と、現役時代のジダン監督が好きだったと続けている。
 
「僕は“銀河系軍団”のマドリーのファンなんだ。ラウール、ロベルト・カルロス、（デイビッド・）ベッカム……。でも、ベストはジダン監督だよ。彼には素晴らしい格があった」
 
　ジダン続投とネイマール獲得。カゼミーロが願う理想のシナリオは実現するのか。ペレス会長の今後の動きが注目される。