「能力がいかほどのものであるのかを示してみせた」
フォルトゥナ・デュッセルドルフは0-3からの大逆転負けを喫したものの、宇佐美貴史は実に9試合ぶりに掴んだ先発出場のチャンスで、1ゴール・1アシストとしっかり結果を残した。
現地時間2月23日に行なわれたブンデスリーガ2部の24節、レーゲンスブルク戦。開始3分に幸先良く先制したデュッセルドルフは、13分に追加点を奪う。右サイドで相手DFのクリアボールをカットした宇佐美が、すかさず中央へクロス。これをベニト・ラマンがきっちり押し込んだ。さらにその2分後、今度はフロリアン・ノイハウスのロングスルーパスに呼応した宇佐美が相手選手にボールを当てながらも抜け出し、GKの頭上を越すループショットを蹴り込む。今シーズン初の2戦連続弾を決め、チームメイトの手洗い祝福を受けた。
痛恨だったのは、31分のシュートミスだ。ラマンのパスを受けてふたたびGKと1対1の絶好機を迎えるもブロックされ、2点目はならず。このあとチームが不甲斐なくも4失点を献上して大逆転負けした結果を考えれば、宇佐美が引導を渡し損ねたとも言えるだろう。
現地時間2月23日に行なわれたブンデスリーガ2部の24節、レーゲンスブルク戦。開始3分に幸先良く先制したデュッセルドルフは、13分に追加点を奪う。右サイドで相手DFのクリアボールをカットした宇佐美が、すかさず中央へクロス。これをベニト・ラマンがきっちり押し込んだ。さらにその2分後、今度はフロリアン・ノイハウスのロングスルーパスに呼応した宇佐美が相手選手にボールを当てながらも抜け出し、GKの頭上を越すループショットを蹴り込む。今シーズン初の2戦連続弾を決め、チームメイトの手洗い祝福を受けた。
痛恨だったのは、31分のシュートミスだ。ラマンのパスを受けてふたたびGKと1対1の絶好機を迎えるもブロックされ、2点目はならず。このあとチームが不甲斐なくも4失点を献上して大逆転負けした結果を考えれば、宇佐美が引導を渡し損ねたとも言えるだろう。
それでも、地元メディアの評価はすこぶる高い。デュッセルドルフの地元紙『Westdeutsche Zeitung』は5段階評価(5が最低、1が最高)の選手採点で、宇佐美にチーム内最高の「2」を付けた。「ウサミはその能力がいかほどのものであるのかを示してみせた。彼に翻弄されたマルセル・ホフラートはわずか23分で交代させられてしまったのだから。2得点に絡んだあとの失敗は手痛かったが、それでも彼がこの日のフォルトゥナでベストだったのは疑いようがない」と評した。
さらにサッカー専門誌『KICKER』は「2点目のアシストに繋がったクロスは見事だった。グングンと球足が伸び、ラマンにピタリと合わせた。ゴールも冷静にシュートを浮かせ、鮮烈なパフォーマンスを披露した」と称え、スポーツ紙『BILD』は「(ゴールは)よくキーパーの位置を見極めて決めた。(フリードヘルム・)フンケル監督の(先発させた)選択は正しかったようだ」と記している。
貴重な同点ゴールを挙げながらも、前節終了後には指揮官から「もっと努力しなければならない」とまさかの注文を付けられた。今節もヒーローになり切れなかったが、湿りがちなフォルトゥナの攻撃を活性化させていたのは確かだろう。入団後初のフル出場と各メディアの高評価が、それを証明している。
敗れたものの、フォルトゥナは自動昇格圏内の2位をキープ。ここにきて調子が上向きの宇佐美が、チームを終盤戦のラストスパートに導くか。俄然、面白くなってきた。
さらにサッカー専門誌『KICKER』は「2点目のアシストに繋がったクロスは見事だった。グングンと球足が伸び、ラマンにピタリと合わせた。ゴールも冷静にシュートを浮かせ、鮮烈なパフォーマンスを披露した」と称え、スポーツ紙『BILD』は「(ゴールは)よくキーパーの位置を見極めて決めた。(フリードヘルム・)フンケル監督の(先発させた)選択は正しかったようだ」と記している。
貴重な同点ゴールを挙げながらも、前節終了後には指揮官から「もっと努力しなければならない」とまさかの注文を付けられた。今節もヒーローになり切れなかったが、湿りがちなフォルトゥナの攻撃を活性化させていたのは確かだろう。入団後初のフル出場と各メディアの高評価が、それを証明している。
敗れたものの、フォルトゥナは自動昇格圏内の2位をキープ。ここにきて調子が上向きの宇佐美が、チームを終盤戦のラストスパートに導くか。俄然、面白くなってきた。