選手・監督 採点／寸評
※週刊サッカーダイジェスト6.3号（５月20日発売）より
 
【FC東京】
［GK］
20 権田修一　6
シュートコースを限定した位置取りで、見事完封。きっちりと締めた。
［DF］
2 徳永悠平　6
リスクを最小限に抑えた手堅い守備。スタミナも切れなかった。
3 森重真人　6.5
ボールを回された時間帯も乱れることなく、最終ラインを統率した。
29 吉本一謙　6
身体を張ったディフェンスで、ピンチの芽を摘む。集中していた。
6 太田宏介　6
56分のFKは惜しくもポスト直撃だったが、貢献度はまずまず高い。
［MF］
4 高橋秀人　6.5
良いポジショニングで縦パスをあまり許さず、52分に絶妙なアシスト。
7 米本拓司　6.5
猛犬の如くボールに食らいつく。立ち上がりから気迫が漲っていた。
8 三田啓貴　6
献身的な走りと守備で中盤を支えた。高橋との連係も悪くなかった。
17河野広貴　6.5
敵の嫌がるスペースに顔を出し、痺れる２アシスト。技巧が光った。
［FW］
14 武藤嘉紀　6.5
左から内に切れ込み右足を一閃。魂の一撃で貴重な追加点を決めた。
11 エドゥー　6.5
チームに勢いをもたらす先制弾！　52分にはミドルを突き刺した。
［交代出場］
MF 38東慶悟　5.5
78分の中距離砲は枠を捉えず……。ゴールでアピールしたかった。
MF 22羽生直剛　-
85分にはドリブルから武藤に鋭いスルーパス。味のあるプレーだった。
FW 13平山相太　-
遠藤のCKをヘッドで弾くなど限られた出場時間で存在感を示した。
［監督］
マッシモ・フィッカデンティ　7
エドゥー、河野、武藤の同時起用が当たった。理想の試合展開だろう。
 
【G大阪】
［GK］
1 東口順昭　5.5
開始３分までにまさかの２失点。本人もやり切れなかっただろう。
［DF］
22 オ・ジェソク　5
河野と武藤のコンビに翻ろうされ、２点目を献上。対応が軽過ぎた。
3 西野貴治　5
31分の決定機を外し、守備もいまひとつ。「西野の日」ではなかった。
8 岩下敬輔　5
ボランチふたりとの距離感が曖昧で、中途半端なプレーが目に付く。
4 藤春廣輝　5
開始40秒でスペースを突かれ、河野にアシストを許したミスは痛恨。
［MF］
15 今野泰幸　5
高い位置に顔を出そうとしたりしたが、局面をほぼ動かせなかった。
7 遠藤保仁　5
危険な位置でボールを奪われ、ピンチを招く場面が何度かあった。
13 阿部浩之　5
躍動感がなく、太田に抑え込まれた。前半だけで無念の途中交代。
19 大森晃太郎　5
対峙した徳永のマークに苦しんだ印象。目立った活躍はなかった。
［FW］
39 宇佐美貴史　5.5
７分にミドルを放つなどゴールへの意欲は見せたが、結局は無得点。
11 倉田秋　5
上手くボールを捌けず手詰まりの感。ドリブルにも冴えがなかった。
［交代出場］
MF 10 二川孝広　5.5
なかなかボールを引き出せず、攻撃にリズムを生み出せなかった。
MF 25岡崎建哉　5.5
ボールの収まりが少し不安定で、米本の餌食になるシーンもあった。
FW 9　リンス　5.5
東京の守備網に手を焼き、ボールタッチも数える程度だった。
［監督］
長谷川健太　4.5
エドゥーと武藤に自由を与え過ぎという意味で、対策不足。完敗だ。
 
［試合内容］
開始３分で早々と２点を先行したホームのFC東京が文字通り主導権を握り、52分にはエドゥーのミドルで加点。G大阪にほとんど付け入る隙を与えず、内容も伴った完封勝利でワールドカップ前最後のリーグ戦を白星で終えた。