選手・監督 採点／寸評
※週刊サッカーダイジェスト5.27号（５月14日発売）より
 
【名古屋】
［GK］
1 楢﨑正剛　6
失点はGKだけの責任ではなく、むしろ好守で何度かピンチを防いだ。
［DF］
19 矢野貴章　5.5
倉田らの突破力に苦戦。１失点目はサイドを破られたことが要因に。
3 牟田雄祐　5.5
１失点後に集中力が切れ、背後を簡単に突かれるシーンもあった。
4 田中マルクス闘莉王　5.5
69分以降は、FWとしてプレー。基点となったが実を結ばず……。
15 本多勇喜　5
守備では安定感に欠け、運動量が落ちた終盤は何度も突破を許した。
［MF］
38 枝村匠馬　5
目立った見せ場もなく、不完全燃焼のまま後半序盤にピッチを去る。
7 中村直志　5.5
相手へのアプローチが遅れ気味になり、中盤の攻防で後手に回る。
28 田口泰士　5.5
ミドルを放つなど序盤こそ積極性を示すも、後半は守備に追われた。
10 小川佳純　5.5
相手に主導権を握られたため攻撃力が活きる場面は限られてしまう。
［FW］
11 玉田圭司　5.5
怪我の影響もあり万全とは程遠い印象。シュート０本に終わった。
17 松田力　5.5
前線からプレスに行くなど積極性を見せるもシュート３本は空砲に。
 
［交代出場］
FW 18 永井謙佑　5.5
自慢のスピードを活かして、二度の決定機を迎えたがモノにできず。
MF 13 磯村亮太　5.5
３ボランチの一角に入ったが相手に傾いた流れは止められなかった。
DF 2 大武峻　6
途中出場だったがバタつかずに、CBとして無難な対処を見せる。
［監督］
西野朗　5
相手に流れを渡し、闘莉王を前線に据えた苦肉の策も実らなかった。
 
【G大阪】
［GK］
1 東口順昭　6
終盤に失点したが目立ったミスはなく、集中してゴールマウスを守る。
［DF］
22 オ・ジェソク　6
機を見たオーバーラップを繰り返しながら、攻撃に厚みを加えた。
3 西野貴治　6.5
１対１の競り合いで抜群の強さを示す。カバーリングも的確だった。
8 岩下敬輔　6.5
思い切りの良いヘディングで、終盤はハイボールをことごとく制す。
4 藤春廣輝　6
二川との連係が冴え渡り、左サイドを突破してクロスを供給した。
［MF］
15 今野泰幸　6.5
攻撃意識の高さが光り、前線のスペースを突く動きは効果的だった。
7 遠藤保仁　6.5
視野の広さを活かした正確なパス捌きで、攻撃の起点となり続ける。
13 阿部浩之　6
ゴールへ向かう姿勢を終始絶やさず、66分に貴重な先制点を奪取。
10 二川孝広　6
中盤に止まることなく、前線にも顔を出し、攻撃の潤滑油となった。
［FW］
39 宇佐美貴史　6
クサビを受け起点になるとともに、鋭い突破で果敢に得点も狙った。
11 倉田秋　6
頻繁にポジションチェンジを繰り返し、攻撃にアクセントを加味。
［交代出場］
MF 19 大森晃太郎　6
スピードとテクニックを存分に示して、終盤に追加点をもたらした。
FW 20 佐藤晃大　-
ポストプレーで起点に。82分の決定的なシュートはバーに阻まれた。
DF 5 丹羽大輝　-
終了間際に出場。わずかな時間だったが守備で逃げ切り勝利に貢献。
［監督］
長谷川健太　6.5
個々の連動性が活かされたパスワークを実践し、敵地で連勝を飾る。
 
［試合内容］
序盤から主導権を握り、優位に試合を進めたG大阪が快勝。ボランチの遠藤や今野のパスを起点に連動性に満ちたパスワークで攻め込むと、66分に阿部のゴールで均衡を破る。その後大森が加点し、名古屋の反撃を１点に抑えた。