イブラヒモビッチ、母国メディアからの差別被害を告白 「名前が“アンデション”ではないから…」

カテゴリ:メガクラブ

サッカーダイジェストWeb編集部

2018年01月10日

イブラが差別を受ける理由は――。

辛い差別被害にあってきたことを明かしたイブラヒモビッチ。それでもこれまでに築き上げたキャリアからくる自信は揺るがない。 (C) Getty Images

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 批判の矢面に立たされるのは、自らを「唯一無二のライオン」と呼ぶ男だからこその“宿命”なのか――。
 
 現地1月8日、フランス・メディア『Canal Plus』のインタビューで、マンチェスター・ユナイテッドに所属するズラタン・イブラヒモビッチが、多数の母国スウェーデン・メディアから人種差別被害に遭っていたことを語った。
 
 その存在は、スウェーデン・サッカー界史上最高と言っても過言ではない。
 
 2016年6月に開催されたEURO終了後に同国代表からの引退を発表したイブラヒモビッチだが、スウェーデン・サッカー協会(SvFF)の年間最優秀選手賞を11度も受賞するなど、歴史的な選手であることはもはや周知の事実だ。
 
 35歳と、サッカー選手としてピークを越えているであろう年齢にもかかわらず、マンチェスター・ユナイテッドの主力として活躍するイブラヒモビッチ。しかし、地元メディアからの批判は、後を絶たないようだ。『Canal Plus』で彼は、次のように口を開いた。
 
「今でも母国では、俺を攻撃し続ける奴らがいる。あいつらは俺が、“イブラヒモビッチ”だということが気に食わないんだ」
 
 イブラヒモビッチが一部の母国メディアから迫害的に扱われている理由には、その生い立ちが関係している。
 
 この元スウェーデン代表FWは、移住していたボスニア人の父とクロアチア人母の下に生まれているため、厳密にはスウェーデン人の血を引いていない。また育った環境も、移民が多く住むマルメのローゼンゴード地区と、決して裕福ではなかった。
 
 そうした背景に加え、自身の名前が東欧系であることも、メディアからの行き過ぎた批判に間違いなく影響していると、イブラヒモビッチは考えているようだ。
 
「間違いなく人種差別はある。しかも、俺に対しては、表に見えないような差別だ。間違いない。俺には100%、そうだと分かる。それをされるのは、俺が“アンデション”や“スベンソン”ではないからだ。“イブラヒモビッチ”じゃなければ、仮に銀行強盗をしたってメディアは俺を擁護するはずさ」
 
 独特な言い回しで、母国メディアからの“見えない差別”を受けてきた実を明かしたイブラヒモビッチだが、一連の攻撃にも「記者の妬みでしかない」と毅然とした態度を見せ、自らのキャリアでやってのけてきたことを強調した。
 
「スウェーデンにおいて、俺ほどの結果を残した選手はいない。ゴールデン・ボール賞(最優秀選手)を11回受賞したが、2番目に多く受賞したプレーヤーのそれは、2回に過ぎない。メディアの批判は、俺を強くするものでしかない。何の問題もないのさ」
 
 心が折れそうな攻撃にも、強気に振る舞ったイブラヒモビッチ。はたして、この先、どれだけ我々を魅了してくれるだろうか。
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