解任必至の指揮官への「プレゼント」

衝撃的な一戦の後の多くのエピソードからは、両国間の深い歴史も感じられる。そしてアンデション監督。「立つ鳥跡を濁さず」は日本代表サポーターだけではなかった? (C) Getty Images
スウェーデンとのロシア・ワールドカップ欧州予選プレーオフに敗れたイタリア。下馬評では有利だったにもかかわらず、60年ぶりに本大会出場を逃すという屈辱を味わった彼らだが、主将ジャンルイジ・ブッフォンは試合後、相手を過小評価することは決してなかったと強調している。
ただ、メディアやサポーターに「イタリアの方が上」という思いがあったことは否めないだろう。技術やクオリティーで勝ると考えていたイタリアの一部のサポーターが、「お前たちにはIKEAしかない」と、大手家具量販店の名前を持ち出してスウェーデンを揶揄していたのもその表われだ。
しかし、結果的に1958年スウェーデン(!)大会以来となる予選敗退に終わったイタリアのファンは、SNSでIKEAから手痛いしっぺ返しを食らうこととなった。
IKEAの公式ツイッターが14日に投稿したのは、自社の商品で89.99ユーロ(約1万1700円)の背もたれ付き庭用ベンチの写真。そこには「お詫びに、ジャン・ピエロへのベンチは我々がプレゼントしよう」との一文が添えられている。
イタリア代表のジャン・ピエロ・ヴェントゥーラ監督は現時点で辞意を表明していないが、自ら辞めなくとも解任は免れないという見方が圧倒的。つまりIKEAは、ベンチを失うことになるヴェントゥーラとイタリアに、痛烈な皮肉をお見舞いしたというわけだ。
ちなみに、投稿には「だけど鉛筆は返してね」という一言も添えられている。これはもちろん、IKEAで商品を選ぶ時に客が使う鉛筆のこと。無料のため、持ち帰る人も少なくないことへの皮肉も、ユーモアをまじえてつけ加えたのである。
一方で、ユーモアではなく真面目な一面をイタリア・メディアに取り上げられたのが、スウェーデンのヤンネ・アンデション監督だ。
歴史的な勝利を収めた試合後、会場だったサン・シーロのロッカールームを離れる前に、自らゴミ拾いをして掃除をしていたという。スウェーデン代表トレーナーが、ツイッターで写真を投稿している。
イタリア『スカイ・スポーツ』によると、アンデション監督はイタリアとの決戦を前に、同メディアのインタビューで、選手たちがロッカールームを整理せず、汚くすることを嫌がっていると話していたそうだ。
下馬評で不利とされていたスウェーデンの選手たちは、ピッチのテレビ中継セットを壊してしまうほど勝利を喜んだ。当然、ロッカールームでも喜びを爆発させたことは想像に難くない。だがアンデション監督は、そのまま放置して敵地を去るのが忍びなかったのだろう。
絶妙な返しで痛烈なユーモアを発揮した企業と、組織的な戦い方で勝利を手にしたことにも納得の実直な性格の指揮官。スウェーデン発のそれぞれのエピソードを、イタリア国民はどのように受け止めただろうか……。
ただ、メディアやサポーターに「イタリアの方が上」という思いがあったことは否めないだろう。技術やクオリティーで勝ると考えていたイタリアの一部のサポーターが、「お前たちにはIKEAしかない」と、大手家具量販店の名前を持ち出してスウェーデンを揶揄していたのもその表われだ。
しかし、結果的に1958年スウェーデン(!)大会以来となる予選敗退に終わったイタリアのファンは、SNSでIKEAから手痛いしっぺ返しを食らうこととなった。
IKEAの公式ツイッターが14日に投稿したのは、自社の商品で89.99ユーロ(約1万1700円)の背もたれ付き庭用ベンチの写真。そこには「お詫びに、ジャン・ピエロへのベンチは我々がプレゼントしよう」との一文が添えられている。
イタリア代表のジャン・ピエロ・ヴェントゥーラ監督は現時点で辞意を表明していないが、自ら辞めなくとも解任は免れないという見方が圧倒的。つまりIKEAは、ベンチを失うことになるヴェントゥーラとイタリアに、痛烈な皮肉をお見舞いしたというわけだ。
ちなみに、投稿には「だけど鉛筆は返してね」という一言も添えられている。これはもちろん、IKEAで商品を選ぶ時に客が使う鉛筆のこと。無料のため、持ち帰る人も少なくないことへの皮肉も、ユーモアをまじえてつけ加えたのである。
一方で、ユーモアではなく真面目な一面をイタリア・メディアに取り上げられたのが、スウェーデンのヤンネ・アンデション監督だ。
歴史的な勝利を収めた試合後、会場だったサン・シーロのロッカールームを離れる前に、自らゴミ拾いをして掃除をしていたという。スウェーデン代表トレーナーが、ツイッターで写真を投稿している。
イタリア『スカイ・スポーツ』によると、アンデション監督はイタリアとの決戦を前に、同メディアのインタビューで、選手たちがロッカールームを整理せず、汚くすることを嫌がっていると話していたそうだ。
下馬評で不利とされていたスウェーデンの選手たちは、ピッチのテレビ中継セットを壊してしまうほど勝利を喜んだ。当然、ロッカールームでも喜びを爆発させたことは想像に難くない。だがアンデション監督は、そのまま放置して敵地を去るのが忍びなかったのだろう。
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