一行は、11月2日に羽田を出発。ちょうどカタルーニャの独立運動が話題になっていたタイミングで、治安が懸念されていたが、街の雰囲気はのどかで、穏やかだった。旧市街地の広場では子どもたちが民族舞踊のようなものを披露していたり、カタルーニャ独立のデモがあった市役所広場でも、結婚式が執り行なわれていたりと、平和そのものだった。
バルセロナ到着の翌日は、みんなで市内観光へ。グエル公園、サグラダ・ファミリア、近くの市場で昼食をとり、カテドラル大聖堂を見て、旧市街散策、そしてモンジュイックの丘を回った。現地ガイドさんの詳しい解説もあって、まずはFCバルセロナを生んだ街の歴史をじっくり堪能。キャンペーンに当選された、旅行好きの40代ご夫婦にも、満足してもらえたようだ。

2日目はいよいよカンプ・ノウでFCバルセロナ戦を観戦! といっても試合は夜からなので、それまでは自由行動。各々が、買い物や観光と、バルセロナの街を楽しんだ。夕方に戻ってくるとセビージャのロゴが入ったバスが、ホテルの前に。対戦相手のセビージャの選手たちが同じホテルに泊まっており、ちょうど出発するところに遭遇したようで、観戦に向けて、テンションはさらにアップした。
ところが、さあ、出発、というタイミングで夕立のような豪雨が。この雨が今回のツアーで唯一の雨だった。現地の人もタクシーを利用するため、なかなかタクシーがつかまらない。やっと乗れた1台のタクシーに、ピストン輸送をお願いしてみたが、その返事が「試合が始まるから今日の仕事はこれでおしまい」だったとか!
少し遅れて、スタジアムに到着。ニチバン観戦ツアーに用意されたのは、4階のVIP席! ラジオ中継をしているすぐ近くの場所で、ピッチ全体を見渡せる最高のロケーション。そして、豪華な食事と豊富な飲み物、周囲のセレブ感、スタッフの気遣いや愛想のよさ、こちらが恐縮するほどのスペシャル感満載の空間だった。試合も、パコ・アルカセルの2ゴールでホームのFCバルセロナが勝利! すばらしい時間になった。参加者の感想を添えておこう。

「雨にも関わらず7万人を越える観客。歓声はもちろん、相手チームがボール持った時のブーイングもすさまじかった!」
「観戦席は放送ブースの真下、ピッチ全体がよく見えました。超一流選手の華麗なプレーに大感激。ボールさばきが鮮やかで魔法のようでした」
「観戦後にラウンジが使えるなんてびっくり。さすがスポンサーさんのツアーでした」