「やめてと言えなかった…」アメリカ代表の美人GKにセクハラしていた超大物って?

カテゴリ:ワールド

サッカーダイジェストWeb編集部

2017年11月12日

「ハリウッドだけじゃない!」と訴えた女子サッカー界の大スター。

2013年のバロンドール表彰式での一枚。ソロ(左)は、この時にブラッター氏(右)からセクハラ被害にあっていたのだ。 (C) Getty Images

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 アメリカから衝撃のニュースが飛び込んできた。女子サッカー界を代表する名手であり、アメリカ女子代表の守護神であるホープ・ソロが、元国際サッカー連盟(FIFA)会長のヨゼフ・ブラッター氏からセクシュアルハラスメントを受けていたことを訴えたのだ。ポルトガル紙『Expresso』で告白している。
 
 ソロは2015年の女子ワールドカップや2度のオリンピックでアメリカの優勝に貢献するなど、その実力もさることながら、容姿端麗で、サッカー・メディアだけでなくファッション誌など他ジャンルのメディアにも多く登場する才色兼備のアスリートだ。
 
 そんなアメリカ代表守護神が、ブラッター氏からセクハラ行為を受けたのは、2013年のバロンドール授賞式でのことだった。当時のチームメートだったアビー・ワンバックに賞を授与しようとした際に、「お尻を触られた」というのだ。
 
「私はブラッターにお尻を掴まれたわ。バロンドールのプレゼンテーションに向かっていた時だった。緊張していたから、彼に面と向かってやめてくださいとは言えなかったの」
 
 ブラッター氏は、自身の汚職問題で2015年にFIFAの会長職を追われているものの、セクハラ行為に及んでいたというのは大きな波紋を呼ぶ話題だ。それだけに今回の告白には相当な覚悟がいったはずだが、ソロは勇気を持って公にした。
 
 現在アメリカでは、今年10月にハリウッドの大物映画プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタイン氏が関与した性的スキャンダルが発覚して以降、エンタメ業界のみならず、政界やスポーツ界で次々とセクハラ行為が明るみとなっている。
 
 そのことにも触れたソロは、「ハリウッドだけじゃない」と強く訴える。
 
「キャリアを通じて私は目撃してきました。監督、トレーナーだけじゃなく、ドクターや広報の人間も選手に手を出していたし、ロッカールームで被害にあっている選手も見たことがあるわ。他のアスリートたちも自分の体験について声をあげてほしい。ハリウッドだけでなく、至る所で手に負えない状況なんだから」
 
 女子サッカー界の大スターの勇気ある訴えが、横行し続けるセクハラ行為に歯止めをかけるきっかけとなることを願ってやまない。
 
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