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【W杯欧州予選プレーオフ】激闘を制したのはスウェーデン。イタリアの15大会連続出場に黄信号が

カテゴリ:ワールド

サッカーダイジェストWeb編集部

2017年11月11日

スウェーデンが虎の子の1点を守り抜く。

イタリアは攻撃陣が沈黙。最後までスウェーデンの牙城を崩せなかった。(C)Getty Images

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 現地時間11月10日、ロシア・ワールドカップ欧州予選プレーオフの第1レグ、スウェーデン対イタリアが行なわれ、ホームのスウェーデンが1-0の勝利を飾った。

 立ち上がり、互いに決定機を作り出した強豪同士の対戦は、時間の経過とともにホームのスウェーデンがペースを握る。英雄ズラタン・イブラヒモビッチから10番を受け継いだエミル・フォシュベリの個人技で、あるいはアルビン・エクダルを軸とした流麗なパスワークで丁寧に敵の守備網を攻略し、多くのチャンスを作り出した。

 一方、20分過ぎから7~8人でペナルティーエリア内を守る我慢の時間が続いたイタリアだが、守護神のジャンルイジ・ブッフォンが慌てるような場面はほとんど見られなかった。これは、どんなに押し込まれても最後の一線だけは越えさせない、彼ららしい戦いができていた証でもあった。

 後半開始直後はそのイタリアが出足のいい動きで主導権を握る。だが61分、先制したのはスウェーデンだった。その4分前に怪我のエクダルに代わってピッチに入っていたヤコブ・ヨハンソンが、ロングスローのこぼれ球をボレーで叩き、これがDFに当たってゴール右隅に吸い込まれた。

 イタリアはセットプレーなどからチャンスをうかがうものの、サイドから放り込むシンプルな攻撃は、高さで上回るスウェーデンの最終ラインを崩すには至らず、70分にマッテオ・ダルミアンが正面から放った豪快なミドルも、ポストに嫌われた。

 中盤のマルコ・ヴェッラッティを下げてFWのロレンツォ・インシーニェを投入した76分の采配もさしたる効果は見せず、試合はそのまま終了。大観衆の声援に支えられ、最後まで集中を切らさなかったスウェーデンが、まずはホームゲームを制した。

 敗れたイタリアにとって痛恨なのは、累積警告により第2レグでプレーメーカーのヴェッラッティを起用できないこと。また、周囲との連動性を欠いたチーロ・インモービレとアンドレア・ベロッティの前線をどう改善するかも、中2日で行なわれる次戦に向けた大きな課題と言えそうだ。
 
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