逆転を許してブーイングを浴びた前半から一転
11月2日(現地時間)、ヨーロッパリーグ(EL)グループステージの第4節が行なわれ、ケルンは5-2でベラルーシのBATEボリソフを下した。
DFBカップ2回戦でヘルタ・ベルリンを下して13試合ぶりの勝利を挙げたものの、先週末のブンデスリーガ第10節ではレバークーゼンに逆転負けを喫するなど、悪い流れを断ち切れないでいるケルンは、ELでの初勝点・初勝利を求めてホームでの一戦に臨んだ。
大迫勇也をベンチに置いて試合に突入したケルンは、6分、BATEのイバニッチにDFに当たって軌道が変わるというきわどいシュートを放たれ、GKホルンが逆をとられながらも何とかセーブするというピンチを迎えたが、そこからは逆に攻勢に立つ。
7分には最終ラインからのロングボールを相手DFが後方にそらしたところにギラシーが詰めるもクロスバーの上。10分にはツォラーが抜け出して左から好クロスを入れ、GKが弾いたところを再びギラシーが詰めたが、これはDFにブロックされた。
そして16分、カウンターからエズジャンがスルーパス。抜け出したツォラーがドリブルで持ち込み、DF2人に寄せられながらもゴール右隅にシュートを突き刺して、ケルンは先制点を奪った。
公式戦3試合連続で先制ゴールを挙げたケルン。しかし、リードは17分しかもたない。BATEが右サイドでのFKで、ゴール前ではなくDFラインの後方にグラウンダーのボールを送り、これをミルノビッチがゴール右隅に突き刺した。
裏をかかれるかたちでゴールを許したケルンは、さらにその1分後、右SBのリオスが上げたクロスに対し、セグネビッチがオーバーヘッドで合わせる。GKホルンは1失点目に続いて一歩も動けず、あっさりと逆転を許してしまった。
その後は、攻めるケルン、それをBATEの守備が巧みにかわすというかたちで時間が過ぎ、ケルン・サポーターの不満のブーイングがスタジアムを包むなか、前半は終了した。
後半、ケルンは逆転を期して大迫を投入。すると、頼れる背番号13が54分に大きな仕事を果たす。右サイドのFKから、一度ははね返されるも、再びクロスが入って中央でセーレンセンが落としたボールを、大迫がワントラップからゴール左隅に叩き込んで同点としたのだ。
攻撃を活性化させ、さらに自ら得点も奪った大迫によって、ケルンは勢い付き、分厚い攻撃を仕掛け続けて、63分にはカウンターから、ペナルティーエリア左手前の好位置でFKを得る。ここで、ギラシーが鮮やかな一撃をゴール右隅に突き刺し、逆転に成功した。
攻撃陣の奮闘に守備陣も応え、66分に守護神ホルンが魅せる。フリーでセグネビッチが放ったヘディングシュートを抜群の反応で止め、さらにこぼれ球に反応したヴァラズコのダイビングヘッドも見事にブロックしてみせた。
ややオープンな展開となるなか、ケルンは追加点を求めて積極的に攻め、75分にエズジャン、78分にソーレンセン、81分にヨイッチが、次々に惜しいシュートを放っていくが、相手GKの好守などに阻まれる。
そして82分に待望の瞬間が、再び大迫によってもたらされた。ビッテンコートの左サイドからのクロスに、スライディングで飛び込んで合わせ、ゴールネットを揺らしたのである。
止まらない彼はさらに90分、左サイドからの狙いすましたクロスで、ヨイッチのダメ押しのヘディングシュートを引き出した。
大迫の2ゴール1アシストという圧巻の活躍によって、ケルンは前半の悪い流れを払拭し、BATEに前節の雪辱を果たすかたちでEL初勝利を飾って、最下位ながらも決勝トーナメント進出に望みを繋いだ。
守備面ではいたるところで緩さが目立って危険な場面を招くなど、相変わらずの問題はあったものの、勢いでこれを乗り切ったケルンは、今度こそ暗黒のトンネルを抜け出せるか。
DFBカップ2回戦でヘルタ・ベルリンを下して13試合ぶりの勝利を挙げたものの、先週末のブンデスリーガ第10節ではレバークーゼンに逆転負けを喫するなど、悪い流れを断ち切れないでいるケルンは、ELでの初勝点・初勝利を求めてホームでの一戦に臨んだ。
大迫勇也をベンチに置いて試合に突入したケルンは、6分、BATEのイバニッチにDFに当たって軌道が変わるというきわどいシュートを放たれ、GKホルンが逆をとられながらも何とかセーブするというピンチを迎えたが、そこからは逆に攻勢に立つ。
7分には最終ラインからのロングボールを相手DFが後方にそらしたところにギラシーが詰めるもクロスバーの上。10分にはツォラーが抜け出して左から好クロスを入れ、GKが弾いたところを再びギラシーが詰めたが、これはDFにブロックされた。
そして16分、カウンターからエズジャンがスルーパス。抜け出したツォラーがドリブルで持ち込み、DF2人に寄せられながらもゴール右隅にシュートを突き刺して、ケルンは先制点を奪った。
公式戦3試合連続で先制ゴールを挙げたケルン。しかし、リードは17分しかもたない。BATEが右サイドでのFKで、ゴール前ではなくDFラインの後方にグラウンダーのボールを送り、これをミルノビッチがゴール右隅に突き刺した。
裏をかかれるかたちでゴールを許したケルンは、さらにその1分後、右SBのリオスが上げたクロスに対し、セグネビッチがオーバーヘッドで合わせる。GKホルンは1失点目に続いて一歩も動けず、あっさりと逆転を許してしまった。
その後は、攻めるケルン、それをBATEの守備が巧みにかわすというかたちで時間が過ぎ、ケルン・サポーターの不満のブーイングがスタジアムを包むなか、前半は終了した。
後半、ケルンは逆転を期して大迫を投入。すると、頼れる背番号13が54分に大きな仕事を果たす。右サイドのFKから、一度ははね返されるも、再びクロスが入って中央でセーレンセンが落としたボールを、大迫がワントラップからゴール左隅に叩き込んで同点としたのだ。
攻撃を活性化させ、さらに自ら得点も奪った大迫によって、ケルンは勢い付き、分厚い攻撃を仕掛け続けて、63分にはカウンターから、ペナルティーエリア左手前の好位置でFKを得る。ここで、ギラシーが鮮やかな一撃をゴール右隅に突き刺し、逆転に成功した。
攻撃陣の奮闘に守備陣も応え、66分に守護神ホルンが魅せる。フリーでセグネビッチが放ったヘディングシュートを抜群の反応で止め、さらにこぼれ球に反応したヴァラズコのダイビングヘッドも見事にブロックしてみせた。
ややオープンな展開となるなか、ケルンは追加点を求めて積極的に攻め、75分にエズジャン、78分にソーレンセン、81分にヨイッチが、次々に惜しいシュートを放っていくが、相手GKの好守などに阻まれる。
そして82分に待望の瞬間が、再び大迫によってもたらされた。ビッテンコートの左サイドからのクロスに、スライディングで飛び込んで合わせ、ゴールネットを揺らしたのである。
止まらない彼はさらに90分、左サイドからの狙いすましたクロスで、ヨイッチのダメ押しのヘディングシュートを引き出した。
大迫の2ゴール1アシストという圧巻の活躍によって、ケルンは前半の悪い流れを払拭し、BATEに前節の雪辱を果たすかたちでEL初勝利を飾って、最下位ながらも決勝トーナメント進出に望みを繋いだ。
守備面ではいたるところで緩さが目立って危険な場面を招くなど、相変わらずの問題はあったものの、勢いでこれを乗り切ったケルンは、今度こそ暗黒のトンネルを抜け出せるか。