苦戦のレスターはボーンマスとドロー。岡崎はビッグチャンスを逸してピッチを去る…

カテゴリ:ワールド

サッカーダイジェストWeb編集部

2017年10月01日

レスター、圧倒されたながらも…。

前半から守備に追われる時間が長かった岡崎。目立つ場面も限られた。 (C) Getty Images

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 現地時間9月30日にプレミアリーグ第7節のボーンマス対レスター戦が開催された。
 
 プレミア4戦未勝利で17位に沈むレスターはいつも通りの4-4-2システムを採用し、サイドの一角にはリャド・マハレズではなく若手MFのデマライ・グレイを起用。前節のリバプール戦でゴールを決め、注目される岡崎慎司はジェイミー・ヴァーディーと2トップを形成した。
 
 試合はキックオフ直後からボーンマスがアウェーチームを攻め立てる。2分にジャーメイン・デフォーがクロスバー直撃のシュートを見舞い、6分にはそのベテランFWが再びシュートを放ったが今度は相手守護神キャスパー・シュマイケルに弾かれた。
 
 ポゼッションスタイルを身上とするボーンマスは、その後も持ち味のパスワークでレスターを翻弄。25分以降も70%近いボール保持率を保ち続けて、ワンサイドゲーム気味に試合を推し進めた。
 
 完全に主導権を握られ、守勢に回されたレスターは30分を過ぎてもシュートを放てず……。当然、岡崎がチャンスに恵まれることもなかった。
 
 その後もボーンマスが優勢に立ち続けるなか、レスターは何とか無失点で切り抜ける。しかし、押し込まれた状況の打開策を見出せないまま前半を折り返した。
 
 迎えた後半、レスターはアンディ・キングに代わって今夏にセビージャから補強したビセンテ・イボーラをピッチに送り出して巻き返しを図った。
 
 それでも流れは覆らずにボーンマスがペースを掴むと、試合は再びホームチームがワンサイドゲームを展開。レスターは守備に追われ、ヴァーディーと岡崎の2トップは鳴りを潜めた。
 
 そんな中、岡崎にようやくビッグチャンスが訪れる。59分、右サイドからのクロスボールをヴァーディーが相手DFともつれながら何とか敵ボックス内に残すと、ルーズボールに反応したサムライは渾身のシュート。しかし、ボールは惜しくも枠を逸れてしまった。
 
 決定機を逸した岡崎は、その後も攻守に奔走したが、69分にケレチ・イヘアナチョと交代。公式戦3試合連続ゴールとはならなかった。
 
 さらにレスターは75分にマハレズをピッチに送り込んで先制点を狙ったが、攻守の両面で集中したプレーをし続けるボーンマスを打開することはできなかった。
 
 一方、攻めに攻めながら相手の堅牢を打ち崩すことができなかったホームチームは、試合終盤にトーンダウン。計17本のシュートを放ちながら最後までゴールを決めることができなかった。
 
 結局、両チームともに得点を奪えないまま、スコアレスで試合は終了した。
 
 圧倒的に攻め込まれながら勝点1を手にしたレスター。連敗を止めたチームは、インターナショナルマッチウイーク明けの10月16日にWBA(プレミア8節)との一戦でシーズン2勝目を目指す。
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