そのナイーブさが今後のキャリアの足枷にならなければいいが。
RBライプツィヒの若きエース、ティモ・ヴェルナーの途中交代の理由が話題を集めている。イギリス『ガーディアン』紙など複数のメディアが報じた。
9月26日に行なわれたチャンピオンズ・リーグ(CL)のグループステージ2節、RBライプツィヒはベジクタシュのホーム、ベジクタシュ・パークに乗り込んだ。
CL初出場のRBライプツィヒにとっては、これが欧州カップ戦初のアウェーゲーム。そこでいきなりキツイ洗礼を浴びる。苛烈な応援で知られるベジクタシュのサポーターが作り出す異様な雰囲気に飲まれ、いつも通りのアグレッシブなプレーが影をひそめたのだ。とくにボールを持つたびに発生する大音量のブーイングに、選手は戸惑いを隠せない様子だった。
ラルフ・ハーゼンヒュットル監督も、「耳をつんざくような轟音に最初の20分間は何もできなかった」とスタンドの盛り上がりが試合内容に影響を与えていたことを認めている。
その中でひと際苦しい表情を見せていたのがヴェルナーだった。序盤から、手で耳を塞ぐなど落ち着かない素振りを見せていたが、あまりの騒音に途中で眩暈を起こしてしまったのだ。しきりにピッチサイドで交代を要求し、わずか32分でルーカス・クロシュターマンとの交代でピッチを後にした。
自ら決勝点をあげた先週末のフランクフルト戦(ブンデスリーガ6節)後には、「これからイスタンブールに乗り込むが恐れる必要はない。相手はバイエルンやドルトムントではないのだから」と威勢の良い発言をしていたが、すっかり弱り切った姿で帰国の途に就いた。
3月にデビューしたドイツ代表でも8試合の出場で6ゴールと結果を残し、次期エースとして期待を集める21歳のヴェルナー。これからのキャリアの中では数々のプレッシャーが待ち受けているはずだが、今回見せたナイーブな一面は、期待が大きいだけに一抹の不安を抱かせた。今後の試合でこの雪辱を晴らせるか。
なお、試合はエースをアクシデントで失ったRBライプツィヒがベジクタシュに0-2で敗戦。2節を終わって1分け1敗とCL初勝利はまたもお預けとなっている。
文・ワールドサッカーダイジェスト編集部
9月26日に行なわれたチャンピオンズ・リーグ(CL)のグループステージ2節、RBライプツィヒはベジクタシュのホーム、ベジクタシュ・パークに乗り込んだ。
CL初出場のRBライプツィヒにとっては、これが欧州カップ戦初のアウェーゲーム。そこでいきなりキツイ洗礼を浴びる。苛烈な応援で知られるベジクタシュのサポーターが作り出す異様な雰囲気に飲まれ、いつも通りのアグレッシブなプレーが影をひそめたのだ。とくにボールを持つたびに発生する大音量のブーイングに、選手は戸惑いを隠せない様子だった。
ラルフ・ハーゼンヒュットル監督も、「耳をつんざくような轟音に最初の20分間は何もできなかった」とスタンドの盛り上がりが試合内容に影響を与えていたことを認めている。
その中でひと際苦しい表情を見せていたのがヴェルナーだった。序盤から、手で耳を塞ぐなど落ち着かない素振りを見せていたが、あまりの騒音に途中で眩暈を起こしてしまったのだ。しきりにピッチサイドで交代を要求し、わずか32分でルーカス・クロシュターマンとの交代でピッチを後にした。
自ら決勝点をあげた先週末のフランクフルト戦(ブンデスリーガ6節)後には、「これからイスタンブールに乗り込むが恐れる必要はない。相手はバイエルンやドルトムントではないのだから」と威勢の良い発言をしていたが、すっかり弱り切った姿で帰国の途に就いた。
3月にデビューしたドイツ代表でも8試合の出場で6ゴールと結果を残し、次期エースとして期待を集める21歳のヴェルナー。これからのキャリアの中では数々のプレッシャーが待ち受けているはずだが、今回見せたナイーブな一面は、期待が大きいだけに一抹の不安を抱かせた。今後の試合でこの雪辱を晴らせるか。
なお、試合はエースをアクシデントで失ったRBライプツィヒがベジクタシュに0-2で敗戦。2節を終わって1分け1敗とCL初勝利はまたもお預けとなっている。
文・ワールドサッカーダイジェスト編集部