関根貴大が移籍のインゴルシュタットってどんなクラブ? 定位置奪取の可能性は?

カテゴリ:海外日本人

ワールドサッカーダイジェスト編集部

2017年08月07日

左右のWBを高いレベルでこなす関根は貴重な戦力になるはず。

インゴルシュタット移籍を決断した関根。初の海外挑戦で結果を残せるか。写真:徳原隆元

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 8月6日、浦和レッズはMF関根貴大がブンデスリーガ2部のFCインゴルシュタット04へ移籍すると発表した。10日にドイツへ出発し、現地でメディカルチェックを受けた後、正式にサインする見込みだ。
 
 インゴルシュタットは、04年にMTVインゴルシュタットとESVインゴルシュタットが合併する形で創設された新興クラブ。メインスポンサーである大手自動車メーカー『アウディ』社の資金力を活かして、わずか11年で5部からトップリーグへと辿り着いた。
 
 初めて1部の舞台を戦った15-16シーズンはラルフ・ハーゼンヒュットル監督(現RBライプツィヒ)の下、全員がハードワークする堅守速攻を武器にリーグを席巻。シャルケ(28節/3−0)やボルシアMG(29節/1−0)を破るなど強豪相手にも互角以上に渡り合い、最終的には望外の11位で終えた。
 
 しかし、躍進を支えたハーゼンヒュットル監督をRBライプツィヒに引き抜かれた16-17シーズンは大苦戦。開幕10試合で2分け8敗と全く結果を残せなかったマルクス・カウチンスに代わって、マイク・ヴァルプルギスを新監督に迎えた11節以降はやや持ち直すも、課題だった決定力不足を解消できず、17位での2部降格を余儀なくされた。
 
 ヴァルプルギス監督が引き続き指揮を取る17-18シーズンは、3-5-2システムで戦うと見られる。関根の主戦場はおそらく右WBになるだろう。昨シーズンまではスイス代表のフロレント・ハデルジョナイが主に起用されていたが、今夏はシュツットガルトへの移籍が有力視されている。ハデルジョナイの退団が現実のものとなれば、関根がその穴を埋めることになりそうだ。
 
 左WBで起用される可能性もある。こちらは昨シーズンまでのレギュラーだったマルクス・ズットナーがブライトンへ移籍し、その代役としてマルセル・ガウスを獲得したが、層の薄さは否めない。その意味で、左右のWBを高いレベルでこなす関根は貴重な戦力になるはずだ。
 
 また、インゴルシュタットには、2015年夏から元前橋育英高校の渡辺凌磨が所属している。元日本U-17代表MFは今夏にBチームからトップチームに昇格しており、日本人選手の共演という点でも、要注目だ。
 
文:ワールドサッカーダイジェスト編集部
 
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