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【日本代表】「CBとして一番やってはいけないこと」。“恩師”から昌子源への叱咤とエール

カテゴリ:日本代表

広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

2017年06月14日

「誰よりも本人が『アカンなぁ』と思っているはず」

失点に絡む失態からも学ぶべきことはある。今回の経験を今後にどう生かすか。鹿島の大岩監督は昌子のさらなる成長に大きな期待を寄せる。写真:佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)

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 次世代の日本代表を担うべきひとり、昌子源。シリア、イラクと戦った今回の6月シリーズでのパフォーマンスを、所属クラブで指揮を執る大岩剛監督はどう見たか。
 
 昌子が「僕が一番お世話になっている」と言うほどに慕っている常勝軍団の指揮官は、“愛弟子”が直接絡んだシリア戦の失点については厳しく言及する。
 
「(クロスが)かぶって、後ろで決められる。あれはCBとして一番やってはいけないこと。最低でも、競って、自由にやらせないようにしなければ。相手のボールの高い精度と決め切る力はあったにせよ、対応できるし、しなければいけなかった」
 
 ただ、この失敗が昌子のさらなる成長につながることも期待している。大岩監督が昌子にずっと言い続けていること。それは「失敗してナンボ」だ。
 
「誰よりも本人が『アカンなぁ』と思っているはず。これを良い糧にしてくれればいい。日本代表として、あれだけのプレッシャーの中で戦った。間違いなく今後の彼にとっては貴重な経験になる」
 
 大岩が現役を引退し、2011年に鹿島のコーチになったそのシーズンに、昌子が高卒ルーキーとして加入した。
 
「接している時間は当然、長いし、自分の影響は受けていると思う」
 
 思いをこめて指導してきた選手が、今や日本代表にまで上り詰め、CBのレギュラーを勝ち取ろうとしている。“恩師”に感慨深いものはもちろんあるが、それでも昌子本人の不断の努力を評価し、貪欲な姿勢に期待している。
 
「試合に出て、失敗して、それを改善する。その繰り返しですよ。中田浩二や岩政大樹など、一緒にプレーした選手から学んだことも大きいはず。そういうなかで吸収するものが最も身になる。
 
 代表では、若いうちから海外に行って、経験を積んできた吉田麻也という良い見本もいる。昌子がどこまで自分のものにするかは分からないけど、いろんな人の良い部分を盗んで、成長の糧にしてほしい。
 
 今回もああいうミスをして、このレベルではやってはいけないミスなんだと気づいて、これからのプレーに生かしてくれればいい」
 
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

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