【C大阪】今季初ゴールの柿谷。冷静に沈めたPKの舞台裏を語る

カテゴリ:Jリーグ

本田健介(サッカーダイジェスト)

2017年04月02日

「満が自分で蹴ると言ったら……」

今季初ゴールを挙げた柿谷。PK冷静に沈め、チームメイトに祝福された。写真:川本 学

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[J1リーグ5節]C大阪 2-0 横浜/4月1日/金鳥スタ
 
 キンチョウスタジアムで迎えた横浜との一戦、柿谷はリーグ5試合目にして今季初ゴールを決めた。1点をリードして迎えた75分、PKのチャンスでキッカーに名乗り出たのが柿谷だった。
 
「PKのキッカーは基本的には(杉本)健勇だけど、(丸岡)満が取ったから満が自分で蹴ると言ったら、蹴らしたった。けど、終わってから『蹴る勇気がなかったです』と言っていたからそれやったら」と、柿谷はボールを手にしたという。

 そして、相手の抗議によりキックまで時間が置かれたものの、「ぼーっとしていました」と、意に介さず、冷静にゴール左へとシュートを沈めた。
 
 ようやく手にした今季初ゴールである。ただ、昨季に続いてキャプテンマークを巻く男は、試合後、自らの結果よりも横浜戦のチームのパフォーマンスを評価した。
 
「まだ5つ終わっただけなので、半分終わるまで、全チームとやるまでは、気を引締めてやらなあかんとは感じているし、僕らはJ2から上がってきた身で、色んな相手をリスペクトしながらやっていかなくてはいけない。でも自分たちの力を信じてやるべきだとも思う。ピッチのなかでどれだけ、表現できるか。
 
 今日は一人ひとりの気持ちが伝わったと思うし、特に(松田)陸とかがね、(齋藤)学に絶対にやらせたくないという気持ちはピッチの僕らにも伝わったので、そういう試合を常にできれば簡単に負けないと思う。ミスとかアクシデントがあるけど、今日のようにセットプレーや個人のところで決めるのが大事かなと」
 
 開幕3戦は2分1敗と、やや不安なスタートとなったが、前節の鳥栖戦に続いて完封勝利を収め、チームは上昇気流に乗りつつある。
 
 柿谷自身もより結果を求める構えだ。エースが今以上に調子を上げれば、チームもさらに勢いを増すだろう。
 
取材・文:本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
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