【W杯予選】イングランド代表復帰戦で決勝弾のデフォー「感情を抑えながらプレーした」

カテゴリ:ワールド

サッカーダイジェストWeb編集部

2017年03月27日

キャプテンを務めたGKハートは「我々のキャプテンはルーニー」

ロウリー君の目の前で代表選手としてカッコいい姿を見せられたことも、デフォーにとって大きな喜びとなった。 (C) Getty Images

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 3月26日(現地時間)、ロシア・ワールドカップ予選が欧州各国で行なわれ、イングランドは2-0でリトアニアを下した。
 
 ウェンブリーでの一戦、ここまで3勝1分けでグループ首位を走るイングランドは、格下相手に主導権を握り、21分にスターリングの右からのクロスをデフォーが決めて先制。66分には、素早いパスワークからヴァーディーが加点して試合を決め、勝点を13に伸ばした。

【ハイライト動画】デフォーが代表復帰戦でゴール!ヴァーディーも得点|イングランド 2-0 リトアニア
 
 この試合で最も注目を集めたのは、3年ぶりに代表復帰を果たした34歳のデフォーだ。以前から交流のある、小児ガンと闘う5歳のブラッドリー・ロウリー君と手を繋いでピッチに立った彼は、4年ぶりのゴール(しかも決勝弾!)という最高のかたちで復帰戦を飾った。
 
「この気持ちを言葉で表わすのは難しい。今日は、溢れ出そうな感情を抑えながらプレーしなければならなかった。特別な気分だ。代表に戻り、優れた若い選手たちとプレーできて、素晴らしい気持ちだった。ブラッド(ロウリー君)も一緒にいてくれたしね」
 
 こう喜びを爆発させたデフォーを、サウスゲイト監督は「彼がゴールを決められたことを嬉しく思っている。全ての人にインパクトを与えたね。クラブで多く点を取っているのだから、招集に迷いはなかった。彼は今回、代表復帰できたことでとても興奮していたよ」と祝福した。
 
 デフォーが代表デビューした2004年には、チームメイトとしてともに戦った指揮官は、試合に関しては「簡単ではなかった」と振り返っている。
 
「我々は、もっと点を取るべきだったかもしれないが、リトアニアは戦術に長けたチームであり、彼らの守備を崩すのはとても難しかった。今後はもっと速くボールを回し、ラインの裏に抜けるランニングを徹底したい。今日よりも良いプレーを選手が見せてくれると確信している」
 
 サウスゲイト監督同様に相手の力を認め、「本当は5、6点取りたかったが、それを阻んだリトアニアは想像以上に良いチームだった」と称賛したのが、GKのハート。危険なプレーはあったものの、クリーンシートを達成した彼は、この試合ではキャプテンを務めた。
 
「代表チームで腕章を腕に巻けたことは誇りに感じている。しかし、私は自分の立場をわきまえている。ルーニーこそが、我々のキャプテンだ」
 
 守護神はこう語り、今回招集から外れたリーダーへの信頼の気持ちを示した。
 
 イングランドは次節、6月10日に敵地でスコットランドとの伝統の一戦に臨み、13日には親善試合でフランスと対戦するためにパリに乗り込む。
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