チャンピオンズ・リーグ（CL）決勝トーナメント１回戦の第２レグで、マンチェスター・シティはモナコに１-３で敗北。合計スコアは６-６となり、アウェーゴールの差で敗退を余儀なくされた。
 
　派手な撃ち合いの末にホームでの第１レグを５-３で制したシティは、有利な状況で敵地に乗り込んだが、これがチームから積極的な姿勢を奪ってしまったのか、前半は防戦一方となり、２点を失って、苦しい状況を招いてしまった。
 
　後半に入り、71分にザネのゴールで光明を見出したものの、６分後にFKからバカヨコにヘディングシュートを許して万事休す。モナコの逆転劇を許してしまった。
 
　就任１年目での欧州制覇はならなかったジョセップ・グアルディオラ監督は試合後、以下のコメントを残した。
 
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　前半45分間のプレーが全てだった。
 
　後半は良かったが、前半の我々は本来の自分たちのプレーを忘れてしまっていた。ボールを持っている時もそうでない時も、守りに入ってしまった。後半は良くなったものの、それだけでは不十分だった。
 
　後半は多くのチャンスを作ることができた。得点を奪うチャンスもあった。しかし、それを活かせなかった。そして、我々は敗退することとなった。
 
　77分に３点目を失ったことが直接の敗退の原因ではあるが、全ては前半で決まった。後半でのプレーを前半でもやれていれば……。そのことだけが悲しい。どちらにも勝つチャンスがあった試合で、我々は必要な時に、必要なことができなかった。
 
　このチームにはまだ、こういった舞台での経験が足りない。今回のような状況になると、ホーム、アウェー、関係なくなってしまう。
 
　チームは色々なことを学んだと思う。我々はCLで勝っていくために、もっと改善して強力な存在となっていかなければならない。もちろん、タイトルを獲るためには、時に運も必要だが。
 
　今後は、来シーズンを見据えながら、プレミアリーグとFAカップに向けて準備を整えていきたい。