「僕も一瞬戸惑いましたよ。反応が遅れました」
[J1リーグ3節]新潟0-2清水/3月11日/デンカS
試合を動かしたのは、またも鄭大世の一撃だった。
【新潟0-2清水 PHOTO】新潟を2-0で破り、清水が2連勝!
スコアレスで迎えた76分、右サイドで六平光成からパスを受けた枝村匠馬がクロスを送ると、鄭がファーサイドで反応。DFのマークを振り切り、頭でゴールネットを揺らした。
PKで決勝点を決めた前節の広島戦に続き貴重な先制点をもたらすと、チームはその後1点を加点し2連勝。広島戦でのJ1復帰後初勝利に加え、リーグ戦で過去3勝3分7敗と負け越している敵地・新潟での勝利にも大きく貢献した。
「攻撃をないがしろにして、前半から守備を一生懸命やっていたんですけど、ちゃんと守備をやれば良いお返しが来るってことを再認識した試合でした」
この試合をこう振り返った鄭は一方で、自らの得点シーンについてはこう述べる。
「(ファーサイドにボールが来るとは)正直予想してなかった。来ればベストだけど、エダ(枝村)から練習中も含めてファーサイドへのクロスは1回も来たことがなかったので。ニアに行こうとしていたんですけど、良いボールが来た。僕も一瞬戸惑いましたよ。反応が遅れました。ちょっとひねってどうにか当てましたけど」
狙い通りのゴールかと思いきや、クロスからシュートまでの一連の流れで“想定外”の出来事があった事実を明かした。ただ、それでもしっかり決めるところは、エースたる所以だろう。こうなると、次節・鹿島戦(ホーム)での活躍にも期待が膨らむが、鄭は最後まで冷静だった。
「2連勝を奪えた相手(広島、新潟)に勢いがあったわけではない。それに、リーグを代表するクラブを相手にどこまで戦えるかの答を出さないといけないので、今日、先週の結果に一喜一憂せず、足もとを見て、地に足を付けて戦いたいです」
勝利の余韻に浸ることもなく、まるで『ここからが大事』だと、チーム、そして、自らに言い聞かせるように、昨季の年間王者と相まみえる次節に視線を向けていた。
取材・文:橋本 啓(サッカーダイジェスト編集部)
試合を動かしたのは、またも鄭大世の一撃だった。
【新潟0-2清水 PHOTO】新潟を2-0で破り、清水が2連勝!
スコアレスで迎えた76分、右サイドで六平光成からパスを受けた枝村匠馬がクロスを送ると、鄭がファーサイドで反応。DFのマークを振り切り、頭でゴールネットを揺らした。
PKで決勝点を決めた前節の広島戦に続き貴重な先制点をもたらすと、チームはその後1点を加点し2連勝。広島戦でのJ1復帰後初勝利に加え、リーグ戦で過去3勝3分7敗と負け越している敵地・新潟での勝利にも大きく貢献した。
「攻撃をないがしろにして、前半から守備を一生懸命やっていたんですけど、ちゃんと守備をやれば良いお返しが来るってことを再認識した試合でした」
この試合をこう振り返った鄭は一方で、自らの得点シーンについてはこう述べる。
「(ファーサイドにボールが来るとは)正直予想してなかった。来ればベストだけど、エダ(枝村)から練習中も含めてファーサイドへのクロスは1回も来たことがなかったので。ニアに行こうとしていたんですけど、良いボールが来た。僕も一瞬戸惑いましたよ。反応が遅れました。ちょっとひねってどうにか当てましたけど」
狙い通りのゴールかと思いきや、クロスからシュートまでの一連の流れで“想定外”の出来事があった事実を明かした。ただ、それでもしっかり決めるところは、エースたる所以だろう。こうなると、次節・鹿島戦(ホーム)での活躍にも期待が膨らむが、鄭は最後まで冷静だった。
「2連勝を奪えた相手(広島、新潟)に勢いがあったわけではない。それに、リーグを代表するクラブを相手にどこまで戦えるかの答を出さないといけないので、今日、先週の結果に一喜一憂せず、足もとを見て、地に足を付けて戦いたいです」
勝利の余韻に浸ることもなく、まるで『ここからが大事』だと、チーム、そして、自らに言い聞かせるように、昨季の年間王者と相まみえる次節に視線を向けていた。
取材・文:橋本 啓(サッカーダイジェスト編集部)