15日にもサンチェス・ピスファンで両チームは対戦するが…。
1月12日(現地時間)、コパ・デル・レイ5回戦の第2レグが行なわれ、レアル・マドリーはセビージャと3-3で引き分け、合計スコア6-3で準々決勝進出を決めた。
敵地での一戦、マドリーは常に先手を取られる厳しい戦いとなったが、終了間際にカリム・ベンゼマが同点ゴールをゲット。これでマドリーは公式戦40試合連続無敗というスペイン新記録を樹立し、新たな勲章を手に入れた。
しかし、試合後の会見でジネディーヌ・ジダン監督は「嬉しくない。私だけでなく、セルヒオ・ラモスもだ」と語っている。(『マルカ』による)
記念すべき試合で指揮官の表情を曇らせたのは、1-3にビハインドで迎えた83分、カゼミーロが倒されて得たPKを、S・ラモスが「パネンカ」で決めた直後の出来事。喜ぶ彼に対し、セビージャ・サポーターがボトルを投げ付け、彼や彼の家族に対する侮辱的な声を浴びせたという。
「S・ラモスはセビージャ出身であり、このクラブでデビューしたから、余計に今回の件で傷付いている」
S・ラモスはセビージャの下部組織で育ち、2003-04シーズンにプロデビュー。2シーズンを過ごした後、19歳でマドリーに引き抜かれて現在に至っている。
セビージャ・サポーターにしてみれば、マドリーから3点を奪い、勢いに乗った状態であと2点を奪いにいったところで、望みを打ち砕かれるゴールを、よりにもよってセビージャ出身の選手に、しかも屈辱的なかたちで決められたことで、怒りが倍加したのかもしれないが……。
この件について、S・ラモスは以下のように語っている。
「ゴールを決めたことや喜んだことについて、セビージャに対しては気の毒だったという気持ちはあるが、マドリーの選手としては自然な行為だと思っている。そこに他意はない。私はどちらのチームに対しても敬意を持っている」
「(イバン・)ラキティッチやダニエウ・アウベス(2人ともセビージャからバルセロナに移籍)はこんな仕打ちを受けるようなことはないのに……」
この一件についてジダン監督は、「誰も幸せになれない愚かな行為。しっかり検証する必要がある」と訴えた。
なお試合について、指揮官は「1点を奪ったことでリラックスし、その後、ゴールを立て続けに奪われた後でも、同点にできるという自信はあった。勝ち抜けは妥当な結果だと思う」と振り返っている。
ちなみに、マドリーとセビージャは15日(日)のリーガ・エスパニョーラ第18節でも対戦することになる。再び、サンチェス・ピスファンに戻って来ることについて、ジダン監督とS・ラモスは以下のように語った。
「過去2戦、セビージャには非常に苦しめられた。彼らはスピードがあり、プレッシングも非常にきつい。リーガでは2位につけている強いチームであり、日曜日の試合ではホームの利点を活かして臨んでくるだろう。厳しい試合になるのは間違いない」(ジダン)
「セビージャと対戦するからといって、特別に何も違いはない。これはあくまでも、スポーツのなかでの対決だから」(S・ラモス)
敵地での一戦、マドリーは常に先手を取られる厳しい戦いとなったが、終了間際にカリム・ベンゼマが同点ゴールをゲット。これでマドリーは公式戦40試合連続無敗というスペイン新記録を樹立し、新たな勲章を手に入れた。
しかし、試合後の会見でジネディーヌ・ジダン監督は「嬉しくない。私だけでなく、セルヒオ・ラモスもだ」と語っている。(『マルカ』による)
記念すべき試合で指揮官の表情を曇らせたのは、1-3にビハインドで迎えた83分、カゼミーロが倒されて得たPKを、S・ラモスが「パネンカ」で決めた直後の出来事。喜ぶ彼に対し、セビージャ・サポーターがボトルを投げ付け、彼や彼の家族に対する侮辱的な声を浴びせたという。
「S・ラモスはセビージャ出身であり、このクラブでデビューしたから、余計に今回の件で傷付いている」
S・ラモスはセビージャの下部組織で育ち、2003-04シーズンにプロデビュー。2シーズンを過ごした後、19歳でマドリーに引き抜かれて現在に至っている。
セビージャ・サポーターにしてみれば、マドリーから3点を奪い、勢いに乗った状態であと2点を奪いにいったところで、望みを打ち砕かれるゴールを、よりにもよってセビージャ出身の選手に、しかも屈辱的なかたちで決められたことで、怒りが倍加したのかもしれないが……。
この件について、S・ラモスは以下のように語っている。
「ゴールを決めたことや喜んだことについて、セビージャに対しては気の毒だったという気持ちはあるが、マドリーの選手としては自然な行為だと思っている。そこに他意はない。私はどちらのチームに対しても敬意を持っている」
「(イバン・)ラキティッチやダニエウ・アウベス(2人ともセビージャからバルセロナに移籍)はこんな仕打ちを受けるようなことはないのに……」
この一件についてジダン監督は、「誰も幸せになれない愚かな行為。しっかり検証する必要がある」と訴えた。
なお試合について、指揮官は「1点を奪ったことでリラックスし、その後、ゴールを立て続けに奪われた後でも、同点にできるという自信はあった。勝ち抜けは妥当な結果だと思う」と振り返っている。
ちなみに、マドリーとセビージャは15日(日)のリーガ・エスパニョーラ第18節でも対戦することになる。再び、サンチェス・ピスファンに戻って来ることについて、ジダン監督とS・ラモスは以下のように語った。
「過去2戦、セビージャには非常に苦しめられた。彼らはスピードがあり、プレッシングも非常にきつい。リーガでは2位につけている強いチームであり、日曜日の試合ではホームの利点を活かして臨んでくるだろう。厳しい試合になるのは間違いない」(ジダン)
「セビージャと対戦するからといって、特別に何も違いはない。これはあくまでも、スポーツのなかでの対決だから」(S・ラモス)