[J１第２ステージ17節]川崎 ２-３ G大阪／11月３日／等々力
 
　川崎の今季リーグ最終戦は、２点差をひっくり返されての逆転負け。１分間でのまさかの連続２失点から、アデミウソンの決勝弾を浴びると、１点差を追いつくことができず、浦和に年間１位の座を譲る結果となってしまった。

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　そして、シーズン終了後のセレモニーでは、今季限りで退任することが決まっている風間監督が、サポーターと今季最後の戦いに向けて思いの丈を激白した。
 
　まずは、「５シーズンに渡り良い時も悪い時も変わらぬ声援をありがとうございました」とサポーターに向けて挨拶した風間監督。続けて「今日はそれほど悲しくないのかなと思ったら、もうここに来ないのかと思うと本当に寂しい気持ちになりました」とクラブとの別れを惜しむ気持ちを告白した。
 
　しかし、チームにはまだチャンピオンシップ、そして天皇杯が残っている。ふたつのタイトル獲得に向けて、指揮官はこう決意を述べた。
「まだ我々にははっきりした目標があります。ここから自分たちの力次第では何試合でも戦える。それをしっかり胸に刻んで戦いたいと思います」
 
　クラブが悲願とする初のタイトル獲得を置き土産にできるか――。風間監督の川崎での戦いが最終局面を迎える。