Ｊ１の第２ステージも残り２節。アウェーで磐田と戦う浦和は引き分け以上で、他会場の結果に関係なくステージ優勝が決まる。ただ、浦和はすでに年間勝点３位以内を確定させてチャンピオンシップの出場権を獲得しているだけに、ステージ優勝（＝チャンピオンシップ出場権獲得）大きな意味はないだろう。

　むしろ焦点は年間勝点１位がどこになるかだ。現時点で年間勝点は、１位が浦和（勝点70）で２位が川崎（同69）。次節、浦和が磐田を破り、川崎が鹿島に負けた時点で、年間勝点１位と２位の座が決まる。

　川崎と戦う鹿島（年間勝点59）は、引き分け以上で年間勝点３位が決定。年間勝点２位のチームとチャンピオンシップの準決勝を戦うことになる。チャンピオンシップ出場へわずかながら希望を残す年間勝点４位の大宮も、鹿島には年間勝点で６、得失点で16も差をつけられている。このところ調子が悪いとはいえ、鹿島優位の構図は崩れない。
 
　チャンピオンシップの準決勝でも顔を合わせるかもしれない川崎と鹿島の一戦は、果たしてどんな展開になるのか。興味深い。