『フランス・フットボール』誌は10月24日、「バロンドール2016」のノミネート30名を発表した。
 
【バロンドール2016】候補者30名が決定！フランス・フットボール誌のノミネート理由は？
 
　５年間続いたFIFAとのパートナーシップを解消し、今年から再び世界中のジャーナリスト投票によって年間最優秀選手を決めることになった栄誉ある同賞。12月13日の結果発表を前に、様々な場で受賞者予想が行なわれている。
 
　そこで今回、『サッカーダイジェストWEB』では、『サッカーダイジェスト』と『ワールドサッカーダイジェスト』のツイッターアカウントで、「バロンドール2016の受賞者に相応しい選手は？」というアンケートを実施。その集計結果をまとめた。
 
［アンケート概要］
実施期間：10月25～26日の24時間
投票数：1,302票
内容：選択肢は『サッカーダイジェストWEB』セレクトの３選手（リオネル・メッシ、クリスチアーノ・ロナウド、アントワーヌ・グリエーズマン）と「その他」の４項目（ツイッターのアンケート機能は４項目が上限のため）。ユーザーに１つを選択してもらった。
※すでに投票は終了しています。ご協力ありがとうございました。
 
［集計結果］
１位：397票（30.49％）
クリスチアーノ・ロナウド（R・マドリー／ポルトガル代表））
 
２位：391票（30.03％）
リオネル・メッシ（バルセロナ／アルゼンチン代表）
 
３位：348票（26.72％）
アントワーヌ・グリエーズマン（A・マドリー／フランス代表）
 
４位：166票（12.74％）
その他
 
　ご覧の通りの接戦。397票で１位になったのが、C・ロナウドだ。2016年はR・マドリーでチャンピオンズ・リーグの優勝と得点王、ポルトガル代表でEURO2016戴冠とたしかにタイトル歴は随一。とりわけポルトガルを同国史上初の欧州王者に導いたインパクトは絶大だろう。2008年、2013年、2014年に続く自身４度目のバロンドール受賞は十二分に現実味がある。
 
　僅差の391票で２位だったのはメッシ。昨年を含めて過去５回のバロンドール歴があり、相変わらず超絶的なプレーを続けている。ただ、2016年はやや故障離脱の期間が長いうえ、20タイトルはバルセロナでのリーガ・エスパニョーラとコパ・デル・レイのみで、アルゼンチン代表ではコパ・アメリカ・センテナリオで決勝敗退。その点ではC・ロナウドに及ばない。
 
　３位の348票だったのがグリエーズマン。ここ１年の成長は目覚ましく、とりわけ得点王とMVPに輝いたEURO2016における大活躍は記憶に新しい。ただ、A・マドリーではチャンピオンズ・リーグ、フランス代表ではEUROでいずれも決勝で涙を呑んでおり、タイトルに恵まれなかった。どちらかが獲れていれば、「ビッグ２時代」に終止符を打つ可能性がかなり高まったはずだが……。
 
　その他の166票は、2015-16シーズンのリーガで40ゴールを荒稼ぎしてゴールデンシュー（欧州トップリーグ得点王）に輝いたルイス・スアレス（バルセロナ／ウルグアイ代表）、36ゴールを挙げてセリエA得点記録を更新したゴンサロ・イグアイン（ナポリ／アルゼンチン代表）、リオ五輪で王国悲願の金メダルをもたらしたネイマール（バルセロナ／ブラジル代表）あたりに対する票だった可能性が高そうだ。
 
　いずれにしても、1302名のファン・アンケートでもこれだけ僅差だった。C・ロナウド、メッシ、グリエーズマンのうち、実際のジャーナリスト投票でも誰が１位もかなりの接戦になりそうだ。はたして、2016年のバロンドールを受賞するのは――。