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プレミアで無傷の6連勝→3連続ドローで失速。かつての凄みが感じられないマンC。希代の名将は難局を乗り切れるか【現地発】

カテゴリ:メガクラブ

田嶋コウスケ

2026年01月11日

ひたすら慌てている印象だった

シティを率いるペップ。スランプのチームをどう立て直すか。(C)Getty Images

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 現地1月10日に行なわれたFAカップ3回戦のエクセター戦は、10-1と圧倒的な大差で勝利したマンチェスター・シティ。

 一方でプレミアリーグではどうか。7日のブライトン戦は1-1で引き分けた。この結果、サンダーランド戦(0-0)、チェルシー戦(1-1)、そしてブライトン戦と、2026年に入ってから国内リーグで3試合連続のドローを喫した。

 首位アーセナルが8日のリバプール戦を引き分けたため、2位シティとの勝点差は「6」のまま。しかしシティとしては、11月末からリーグ戦で無傷の6連勝を飾った勢いが一気に萎んだ格好だ。英BBC放送は「3試合連続の引き分けで、プレミア優勝から大きく遠のいた」と否定的に伝えた。

 失速の主因は、相次ぐCBの故障だ。もともとジョン・ストーンズが怪我で離脱しているところに、4日のチェルシー戦でルベン・ディアス(ハムストリング)とヨシュコ・グバルディオル(腓骨骨折)が揃って故障。前者は6週間の離脱が予想され、後者は手術を受ける予定で4~6か月程度の離脱が見込まれている。

 実際、ブライトン戦でも不安定さが目立った。試合序盤こそシティが攻勢。ボールを支配して敵陣に押し込み、41分にPKからFWアーリング・ハーランドが先制した。CBに故障者続出の緊急事態により、レンタル先の2部ワトフォードから急遽呼び戻され、スタメンに入った20歳のCBマックス・アレインも、きっちり仕事をこなしていた。前半の出来から言えば、シティの勝利は揺るぎないように見えた。

 ところが後半途中から突然の失速──。60分に三笘薫にミドルシュートを決められ、同点に追いつかれた。この場面では日本代表にスペースを与えたうえに寄せも甘く、容易にミドルシュートを許してしまった。
 
 その10分後にもブライトンのロングボールを右SBのマテウス・ヌネスがクリアできずに後逸。SBとしてはあまりにお粗末な守備で、サイドから三笘の突破を許し、大ピンチを招いた。この時間帯のシティは地に足がつかず、ひたすら慌てている印象だった。

 試合終盤に畳み掛けるように猛攻を仕掛け、ハーランドやMFラヤン・シェルキが決定機を作ったのはさすがの一言だが、シュートは決まらず、1-1のドローで終えた。

 ハマった時の勢いはあるが、時間帯によっては恐ろしいほど安定感を欠く──。これがシティを取材した印象で、絶好調時に比べると、かつての凄みは感じられなかった。

 だが試合後、ジョゼップ・グアルディオラ監督はチームのパフォーマンスを褒め、ゴールを決められなかったことに問題があると話した。

「我々のプレーとエネルギーは素晴らしかった。ゴールも期待できたが、ボールをネットに入れられなかった。それだけだ。センターバックが足りていないので、守備に不安を感じているのは事実。ただ我々のアプローチは素晴らしかった。残念ながらゴールが生まれなかった。これが直近3試合の分析だ」

 英メディアでも、シティのスランプについて様々な分析が出ている。

 ペップの言葉通り、決定機をモノにできていないのはそのひとつ。クラブ情報サイトの『シティ・エクストラ』は「ハーランドやベルナルド・シウバらが複数の決定機を外しており、フィニッシュの精度が低い」と指摘した。実際、直近3試合では5.61ものゴール期待値(xG)を記録しているが、挙げた得点はわずか2点。しかも、そのうち1点はPKによるものだ。
 
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