• トップ
  • ニュース一覧
  • トミイチ守護神、サッカー人生最後の一日。卒業後は地元の企業に就職「今日みたいな試合を思い出して頑張っていこうと思います」【選手権】

トミイチ守護神、サッカー人生最後の一日。卒業後は地元の企業に就職「今日みたいな試合を思い出して頑張っていこうと思います」【選手権】

カテゴリ:高校・ユース・その他

森田将義

2026年01月03日

選手権出場の夢を叶えるため入学を決意

富山第一のゴールマウスを守った堀川。サッカーは好きだが、高校できっぱり辞める。「すごく楽しかったです」。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部)

画像を見る

[高校選手権・3回戦]大津(熊本)2-1 富山第一(富山)/1月2日/フクダ電子アリーナ

 2年ぶりの選手権出場を果たした富山第一は、サッカー小僧が揃っている年代だった。

「振り返ったら、彼らは学校で何度も先生に叱られてきたし、僕も叱ってきた。遠征先で脱走していくやつもいた。だけど、純粋にサッカーが大好きで、僕らに厳しいことを言われても食らいついてきた年代。トミイチらしい選手たちだったと思います」

 そう振り返るのは加納靖典監督。サッカーとの向き合い方について指摘することは多かったが、プレー面については細かく口を出さず、選手自身がアイデアを出し、色んな工夫をしながら成長していった選手が多かったという。

 成長していった選手の筆頭として指揮官が挙げるのは、今大会でゴールマウスを守ったGK堀川昇栄(3年)だ。カターレ富山U-15時代から身長が高く、JFAエリートプログラムやナショナルGKキャンプに選ばれてきた世代屈指の有望株。当然のように富山U-18への昇格を打診されたが、選手権出場という夢を叶えるため富山第一への入学を決意した。

 しかし、入学してからの道のりは平坦ではなかった。彼の代はGKが豊作で、公立中学出身ながらも190センチの身長と身のこなしの軽さを備えたGK魚住陸斗(3年)、シュートセーブとコーチングが売りのGK十二隆太朗(3年)という実力者が揃っていた。夏のインターハイまでは魚住と十二の評価が高く、堀川は3番手だったが、「試合に出られない悔しさはあったのですが、チームのために応援や手伝いをしてきた」。

 トレーニングではメンタルや技術など自らに足りない部分を磨いてきた。「自分に足りない部分を自主練で伸ばしていくうちに、自信を持ってプレーできるようになった。そうしてメンタルを強くしていった結果、大舞台でも堂々とプレーできるようになった」。
 
 そうした取り組みの成果が出たのは、3回戦の大津戦だったと言えるだろう。プリンスリーグ北信越2部の富山第一に対し、大津はプレミアリーグWESTに所属。かつ夏のインターハイでは準優勝を果たし、今大会も上位候補に挙げられるチームだ。

 押し込まれる展開が予想されるなか、「自分を中心に後ろからしっかり声を掛け合って、守備で耐えようと思っていた」と振り返る堀川は、積極的にゴール前に飛び出す選手を捕まえるため、マークを確認する声掛けを絶やさなかった。

 相手に隙を与えない堅守によって無失点で試合を進めると、後半27分にはFW山田聖心(3年)が先制点をマーク。31分にはDF村上慶(3年)にヘディング弾を決められたが、39分には絶妙なコースに跳んだMF福島京次(3年)のミドルシュートを好反応でセーブ。40+2分には村上のサイドチェンジからDF開地心之介(3年)に打たれたシュートも「味方があそこまで詰めてくれていたから、止めやすかった。これが決まったら僕の責任だと思っていた」と枠からかき出した。

 堀川の奮闘により、危ない場面が続いても同点を維持できていた。だが、アディショナルタイムの4分を過ぎ、PK戦が目前に迫ったタイミングで、味方の選手がMF岩﨑天利(3年)を倒してしまい、PKを献上。事前の分析が当たって、FW山下虎太郎(3年)が蹴ったキックの方向に堀川が跳んだものの、わずかに届かず涙を飲む形となった。
 
【関連記事】
「これもサッカー」疑惑の判定に平岡監督が示した最大のリスペクト。“人も金もかかるVAR”なき現実とどう向き合うか【選手権】
【画像】広瀬すず・ガッキー・永野芽郁・川口春奈! 初代から最新21代目の池端杏慈まで「選手権・歴代応援マネージャー」を一挙公開!
【画像】キュートな笑顔で入場行進!選手権開会式に登場した21代目応援マネージャーの池端杏慈さんを特集!!
準々決勝のカード確定! 大津vs流経大柏の東西横綱対決、神村学園vs日大藤沢、興國vs鹿島学園、そして帝京長岡vs尚志と好カードが目白押し!【選手権】
「もう息をつく暇がなくて」J内定カルテット擁する“優勝候補”流経大柏は何がすごいのか。1-5で敗れた敵将が脱帽したのは…「ちょっと違うな」【選手権】

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 2026年1月号
    12月12日(金)発売
    [特集]
    9年ぶりのJリーグ制覇
    鹿島アントラーズ
    鬼木体制で果たした「王座への帰還」
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 2026年1月15日号
    1月5日(月)発売
    [ワールドカップイヤー特別企画]
    世界12か国の識者20人が選ぶ
    W杯26年大会の主役候補ランキング
    &スーパーレジェンド
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 第104回大会 選手名鑑
    12月10日発売
    高校サッカーダイジェストVol.43
    第104回全国高校サッカー選手権大会
    選手権名鑑
    出場48チーム
    1440選手の顔写真&プロフィールを徹底網羅!
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ