“止めて、決めた”GK岩瀬颯。興國をPK戦勝利に導いた守護神の覚悟【選手権】

カテゴリ:高校・ユース・その他

白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

2026年01月02日

「5番目のキッカーで最初は『マジか…』と思って」

2回戦に続き、3回戦でもPK戦で存在感を示した岩瀬。写真:永島裕基

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 2026年1月2日開催の第104回全国高校サッカー選手権3回戦で、東福岡をPK戦の末に下した興國。後半2分までに2点を先行されて苦しい展開になったが、「システムと人を入れ替えて」(六車拓也監督)シンプルな攻撃に切り替えて竹村咲登のヘッド弾と笹銀志の執念のゴールで追いついた。

 PK戦でヒーローになったのはGKの岩瀬颯だ。東福岡の3人目のキックを見事にセーブした守護神は、興國の5人目のキッカーとして登場。FWばりの豪快なシュートをネットに突き刺し、歓喜を呼び込んだ。

 自ら止め、決めた。PK戦で最高の仕事をした点について、岩瀬は「素直に嬉しいです」と頬を緩めた。
 
「一昨日の浜松開誠館の試合でも5番目のキッカーで最初は『マジか…』と思って。今日も5番目で『うわっ』となりましたが、もう覚悟を決めて、部員300人の想いを背負って蹴りました」

 ただ、その後に「正直、蹴りたくは…(苦笑)。キッカーは緊張してしまうので」と言って記者団の笑いを誘った。それでも指揮官への信頼に応えたいという決意は揺るがない。

「監督が信じてくれた想いを乗せて蹴りました」

 まさに気持ちの込もった一撃だった。

「後悔なく。豪快に決めることができてよかったです」

 浜松開誠館との2回戦に続き、3回戦でもPK戦で計り知れない貢献。当然ながらチームメイトからの信頼も厚い。この日の勝利に貢献したMF菅井琥白も、岩瀬を「めちゃくちゃ頼れる存在」と称賛していた。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)

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