強さとスピードは国際舞台でも通用
今年4月のU-17アジアカップ(U-17ワールドカップのアジア最終予選)では、フィールドプレーヤーで唯一ピッチに立てなかった。しかし、そこから多くの経験を積み、見違えるほど逞しくなった。海外勢に見劣りしないパワーと速さで最終ラインを支えるDFメンディーサイモン友(流経大柏)が、驚くべきスピードで成長を遂げている。
現地11月20日、カタールで開催されているU-17ワールドカップを戦う若き日本代表は、準々決勝のオーストリア戦を翌日に控え、ドーハ市内で1時間ほどトレーニングを実施。初の4強入りを期して、選手たちは汗を流した。
オーストリアは、ほとんどの選手が180センチを超える大柄なチームだ。縦に速いサッカーは迫力が十分。スカウティングを担当する引田真尋テクニカルスタッフも「ランゲニックのサッカーに近い」と話しており、オーストリアのA代表を率いる名伯楽の影響を色濃く受け継いだ集団に仕上がっているようだ。
「日本の戦い方でしっかり対抗できると思う」と廣山望監督は自信をのぞかせる。組織力をベースとしたテクニカルなサッカーの完成度は高い。ただ、オーストリアのスピーディな攻守の切り替えと、ダイナミックな仕掛けには警戒したい。
そこでキーマンになるのが、186センチのサイズを誇るメンディーだ。
今大会は、グループステージ(GS)のモロッコとの初戦こそ出場機会を得られなかったが、第2戦のニューカレドニア戦から準々決勝まで左CBで先発。ラウンド32の南アフリカ戦では、右眉上の裂傷で29分に交代となったものの、それ以外ではフルタイム出場だ。
強さとスピードは国際舞台でも通用している。GS最終戦のポルトガル戦では、大柄で機動力と高さを兼ね備えた敵のアタッカーを封じてみせた。
現地11月20日、カタールで開催されているU-17ワールドカップを戦う若き日本代表は、準々決勝のオーストリア戦を翌日に控え、ドーハ市内で1時間ほどトレーニングを実施。初の4強入りを期して、選手たちは汗を流した。
オーストリアは、ほとんどの選手が180センチを超える大柄なチームだ。縦に速いサッカーは迫力が十分。スカウティングを担当する引田真尋テクニカルスタッフも「ランゲニックのサッカーに近い」と話しており、オーストリアのA代表を率いる名伯楽の影響を色濃く受け継いだ集団に仕上がっているようだ。
「日本の戦い方でしっかり対抗できると思う」と廣山望監督は自信をのぞかせる。組織力をベースとしたテクニカルなサッカーの完成度は高い。ただ、オーストリアのスピーディな攻守の切り替えと、ダイナミックな仕掛けには警戒したい。
そこでキーマンになるのが、186センチのサイズを誇るメンディーだ。
今大会は、グループステージ(GS)のモロッコとの初戦こそ出場機会を得られなかったが、第2戦のニューカレドニア戦から準々決勝まで左CBで先発。ラウンド32の南アフリカ戦では、右眉上の裂傷で29分に交代となったものの、それ以外ではフルタイム出場だ。
強さとスピードは国際舞台でも通用している。GS最終戦のポルトガル戦では、大柄で機動力と高さを兼ね備えた敵のアタッカーを封じてみせた。
長らく課題だったメンタル面も安定しており、大崩れしないようになったのも成長の証だろう。やや荒れた展開になったラウンド16の北朝鮮戦でも、まるで動じなかった。
オーストリア戦に向けては、分析の映像を見たうえでプレーのイメージはできている。
「自分が一番大きな選手のマークにつくはず。ファウルは絶対にしてはいけない。山岸範宏GKコーチからも伝えてもらっているので、手を使わずに対応したいです。相手の方が大きいけど、相手に優位な状況で競らせないようにして、うまくプレッシャーをかけてクリアしたい」
4月のアジアカップから半年。目覚ましい進化を遂げてきたメンディーサイモンは、大一番でも躍動する準備を整えている。
「(アジアカップも)最後は胃腸炎の影響で体調不良になり、自分のせいで試合に出るチャンスを逃した。そこから半年以上かけてスタメンに定着できるようになったので、自分のパフォーマンスを落とさずに日本を支えていきたい」
セネガルとギニアにルーツを持つ父譲りの身体能力を活かし、日本の歴史を変えるためにピッチに立つ。
取材・文●松尾祐希(サッカーライター)
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「自分が一番大きな選手のマークにつくはず。ファウルは絶対にしてはいけない。山岸範宏GKコーチからも伝えてもらっているので、手を使わずに対応したいです。相手の方が大きいけど、相手に優位な状況で競らせないようにして、うまくプレッシャーをかけてクリアしたい」
4月のアジアカップから半年。目覚ましい進化を遂げてきたメンディーサイモンは、大一番でも躍動する準備を整えている。
「(アジアカップも)最後は胃腸炎の影響で体調不良になり、自分のせいで試合に出るチャンスを逃した。そこから半年以上かけてスタメンに定着できるようになったので、自分のパフォーマンスを落とさずに日本を支えていきたい」
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