「すごい。こんなゴールを決めてくれたらありがたい」ドイツ古豪で奮闘する日本人DFが今季2つ目のアシスト、同僚FWに驚嘆!チーム力に手応え「いい選手が相当そろっている」【現地発】
カテゴリ:海外日本人
2025年11月01日
「今後が楽しみだと思います」
日本代表DFの菅原由勢とミオ・バックハウス(日本名は長田澪)が所属するドイツの古豪ブレーメンは、ブンデスリーガ第8節でホームにウニオン・ベルリンを迎え、1-0で勝利を収めた。この一戦で、値千金の決勝ゴールをアシストしたのが菅原だった。
72分、右サイドのセンターライン付近でボールを持った菅原は、タイミングのいいスルーパスを供給。抜け出したオーストリア代表FWマルコ・グリュルが、巧みな身のこなしで相手DFを外して、左足で見事なシュートを決めた。
「すごいですよね。こんなゴールを決めてくれたら、サイドバックとしてありがたい。でも、あそこにボールを運ぶ意識はあるし、グリュル選手ともしっかりと攻撃を合わせている。あの動き出しとパスはめっちゃ話し合ってた。それが合ったのでよかった」
試合後の取材エリアで、菅原は嬉しそうにアシストシーンを振り返っていた。
5バックで守備を固めるウニオン相手にボールポゼッション率は高かったが、決定打に欠ける展開だった前半を受けて、菅原は後半に立ち位置を少し下げたことを、ポイントにあげていた。
「ちょっと僕の位置をあまり上げすぎないようにした。タイミングを見て、バランスを見ながら、というのを意識しました。相手のウイングバックを惑わしながら、得点につながったシーンも、あそこのスペースをあけることができた。ああいうギャップをつけたのも、戦術として変えたのもよかった。よく耐えたと思います」
72分、右サイドのセンターライン付近でボールを持った菅原は、タイミングのいいスルーパスを供給。抜け出したオーストリア代表FWマルコ・グリュルが、巧みな身のこなしで相手DFを外して、左足で見事なシュートを決めた。
「すごいですよね。こんなゴールを決めてくれたら、サイドバックとしてありがたい。でも、あそこにボールを運ぶ意識はあるし、グリュル選手ともしっかりと攻撃を合わせている。あの動き出しとパスはめっちゃ話し合ってた。それが合ったのでよかった」
試合後の取材エリアで、菅原は嬉しそうにアシストシーンを振り返っていた。
5バックで守備を固めるウニオン相手にボールポゼッション率は高かったが、決定打に欠ける展開だった前半を受けて、菅原は後半に立ち位置を少し下げたことを、ポイントにあげていた。
「ちょっと僕の位置をあまり上げすぎないようにした。タイミングを見て、バランスを見ながら、というのを意識しました。相手のウイングバックを惑わしながら、得点につながったシーンも、あそこのスペースをあけることができた。ああいうギャップをつけたのも、戦術として変えたのもよかった。よく耐えたと思います」
加入から2か月でだいぶチームにも順応しているようだ。ゲームの中でしっかりとコミュニケーションをとって対応している姿がよくみられるし、パスが送られる機会も増えてきている。
ドイツの古豪は、ホーム3連勝で3勝3分け3敗とイーブンの戦績に戻すことに成功した。新監督になったり、移籍市場が閉まる直前に加入した選手がいたりと、チーム作りが他クラブよりも出遅れていたが、ここにきてベースとなる布陣と戦い方がまとまってきている。
「もちろん、攻撃のところはまだまだ合わない部分もある。でも、相手によってのやり方も僕らは共有し合っている。ザンクトパウリ戦もそうですけど、1-0で勝ち切れたというところは、チームとしての強さとしてはあると思う。
ボニフェイス(レバークーゼンから移籍)も今日、初めてスタメンになって、彼の能力を十分に見せてくれたし、ハードワークしてくれた。まだまだコンディションもパフォーマンスもあがってくると思う。いい選手が相当そろっていると思うので、あとはこれをどう自分たちで合わせていくか。監督がある程度やる部分と、選手たちが合わせていけない部分もあると思うので。今後が楽しみだと思います」
ブレーメンは今後、マインツ、ヴォルフスブルクと、ここまでリーグで不振のクラブと対戦する。今季上位進出を狙えるチームとなるのか。あるいは残留争いを視野に入れなければならないのか。この2戦でどれだけ勝点を積み重ねられるかが、重要な意味を持ちそうだ。
取材・文●中野吉之伴
【動画】同僚FWのゴールを称えた菅原のアシスト
【記事】「最優先のターゲットだ」イタリア王者が日本代表MFの獲得に本腰か!世界的名将が熱望と現地報道!“欧州1位”との争奪戦も「質の高い左利きのウイング」
ドイツの古豪は、ホーム3連勝で3勝3分け3敗とイーブンの戦績に戻すことに成功した。新監督になったり、移籍市場が閉まる直前に加入した選手がいたりと、チーム作りが他クラブよりも出遅れていたが、ここにきてベースとなる布陣と戦い方がまとまってきている。
「もちろん、攻撃のところはまだまだ合わない部分もある。でも、相手によってのやり方も僕らは共有し合っている。ザンクトパウリ戦もそうですけど、1-0で勝ち切れたというところは、チームとしての強さとしてはあると思う。
ボニフェイス(レバークーゼンから移籍)も今日、初めてスタメンになって、彼の能力を十分に見せてくれたし、ハードワークしてくれた。まだまだコンディションもパフォーマンスもあがってくると思う。いい選手が相当そろっていると思うので、あとはこれをどう自分たちで合わせていくか。監督がある程度やる部分と、選手たちが合わせていけない部分もあると思うので。今後が楽しみだと思います」
ブレーメンは今後、マインツ、ヴォルフスブルクと、ここまでリーグで不振のクラブと対戦する。今季上位進出を狙えるチームとなるのか。あるいは残留争いを視野に入れなければならないのか。この2戦でどれだけ勝点を積み重ねられるかが、重要な意味を持ちそうだ。
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