ハイプレス&速攻がポイントに
負ければ終わり――。一発勝負のノックアウトステージが幕を開けた。
チリで開催されているU-20ワールドカップにおいて、グループステージで3連勝を飾った若き日本代表が、現地10月8日にラウンド16を戦う。相手はフランス。3月のスペイン遠征では3-1で逆転勝利を収めているが、その時からお互いにメンバー構成は変わっており、当時の結果と内容を過剰に信じ過ぎるのは危険だろう。
今回のフランスに、MFウォーレン・ザイール・エメリ、FWデジレ・ドゥエ(ともにパリSG)といったA代表経験者はいない。グループステージでは、2勝1敗の戦績も得失点差で3位抜け。ただ、初戦では日本のスタッフから評判が高かった南アフリカを2-1で撃破。ジネディーヌ・ジダン氏の四男である195センチの大型CBエリアス・ジダン(ベティス)や、南野拓実の同僚で今大会3ゴールをマークしているFWリュカ・ミシャル(モナコ)らを擁するチームの力を侮れない。
「個人の権利を主張するところが強い国民性。それがサッカーにも表われている。個の力を前面に押し出してくる印象」と船越優蔵監督が明かした通り、個人能力は頭ひとつ抜けている。身体能力に秀でた選手が多く、スピードやパワーで勝負できるプレーヤーが揃う。一方で、組織力には乏しく、特に守備面では“穴”が多く、ビルドアップで引っ掛かるケースも目立つ。
チリで開催されているU-20ワールドカップにおいて、グループステージで3連勝を飾った若き日本代表が、現地10月8日にラウンド16を戦う。相手はフランス。3月のスペイン遠征では3-1で逆転勝利を収めているが、その時からお互いにメンバー構成は変わっており、当時の結果と内容を過剰に信じ過ぎるのは危険だろう。
今回のフランスに、MFウォーレン・ザイール・エメリ、FWデジレ・ドゥエ(ともにパリSG)といったA代表経験者はいない。グループステージでは、2勝1敗の戦績も得失点差で3位抜け。ただ、初戦では日本のスタッフから評判が高かった南アフリカを2-1で撃破。ジネディーヌ・ジダン氏の四男である195センチの大型CBエリアス・ジダン(ベティス)や、南野拓実の同僚で今大会3ゴールをマークしているFWリュカ・ミシャル(モナコ)らを擁するチームの力を侮れない。
「個人の権利を主張するところが強い国民性。それがサッカーにも表われている。個の力を前面に押し出してくる印象」と船越優蔵監督が明かした通り、個人能力は頭ひとつ抜けている。身体能力に秀でた選手が多く、スピードやパワーで勝負できるプレーヤーが揃う。一方で、組織力には乏しく、特に守備面では“穴”が多く、ビルドアップで引っ掛かるケースも目立つ。
3月の対戦時は、高い位置からのプレスがハマった日本が、ショートカウンターからゴールを奪うシーンがあった。それ以外にも多くのチャンスを作っており、今回もハイプレス&速攻の形はポイントとなる。
「プレッシャーがハマって、ショートカウンターからのゴールが多かった」とMF大関友翔(川崎)も話すなど、攻略のイメージは描けているだろう。
そうした相手の特徴を踏まえ、フランス戦のスタメンを予想すれば、グループステージ初戦のエジプト戦(2-0)に出場した選手がベースになると読む。ただ、相手との相性を考慮した場合、4-2-3-1の1トップにFW高岡伶颯(ヴァランシエンヌ)を置くパターンも面白い。前線から快速を飛ばして相手DFやGKにプレッシャーを与えられるのはもちろん、フランス3部でプレーしているという点でモチベーションも高い。
「フランスリーグでプレーしているなかで、個の強さが印象にある。個のレベルが高いけど、日本もJリーグで活躍している選手がいるし、組織力は上。みんなで力を合わせてやればベスト16の壁を乗り越えられる」
「プレッシャーがハマって、ショートカウンターからのゴールが多かった」とMF大関友翔(川崎)も話すなど、攻略のイメージは描けているだろう。
そうした相手の特徴を踏まえ、フランス戦のスタメンを予想すれば、グループステージ初戦のエジプト戦(2-0)に出場した選手がベースになると読む。ただ、相手との相性を考慮した場合、4-2-3-1の1トップにFW高岡伶颯(ヴァランシエンヌ)を置くパターンも面白い。前線から快速を飛ばして相手DFやGKにプレッシャーを与えられるのはもちろん、フランス3部でプレーしているという点でモチベーションも高い。
「フランスリーグでプレーしているなかで、個の強さが印象にある。個のレベルが高いけど、日本もJリーグで活躍している選手がいるし、組織力は上。みんなで力を合わせてやればベスト16の壁を乗り越えられる」