現地時間9月29日、ミランとインテルがホームスタジアムとして使用する「ジュゼッペ・メアッツァ」(通称:サン・シーロ)の両クラブへの売却がミラノ市議会で可決された。
サン・シーロがオープンした1926年当初はミランが所有していたが、35年にミラノ市が所有権を取得。これまで90年近く両クラブはミラノ市に対し、使用料を支払う形で同スタジアムを使い続けてきた。
この決議によりミラノ市議会は、現在のサン・シーロ及び周辺地区を約1億9700万ユーロ(約325億500万円)で両クラブに売却することになる。
今回の市議会の決定に対し、両クラブは次のような声明を発表している。
「ミランとインテルはサン・シーロとその周辺地域の売却が市議会によって承認されたことを嬉しく思っています。これは、クラブと市の将来にとって歴史的かつ決定的な一歩です」
購入費用は325億円超
さらに続けてこう発信した。
「この世界クラスの施設は、ミラノの新たな建築的象徴となり、世界中のサッカーファンの情熱のシンボルとなるでしょう」
ミランとインテルは、2031年までに約7万1000人収容の新スタジアムを完成させ、一部を除いてサン・シーロを解体する計画を進めている。ただ、現サン・シーロを維持したい新スタジアム反対派は、市議会の決定を不服として裁判所に訴える予定だという。
まだまだ課題は多く残されているが着工開始は2027年になるようだ。今後の展開に注目が集まる。
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
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