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熊本の17歳FW神代慶人が千葉戦で改めて示した高いポテンシャル。マッチアップしたCB鈴木大輔も送った賛辞

カテゴリ:Jリーグ

本田健介(サッカーダイジェスト)

2025年09月28日

FWとしてボールを求め続ける

ゴールも決めた熊本の神代。存在感を放った。写真:福冨倖希

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[J2第31節]千葉 2-2 熊本/9月27日/フクダ電子アリーナ

 2-2のドローだった千葉と熊本の一戦。長崎と水戸との大一番を控える千葉にとってはホームで勝ちたかった試合で、17位の熊本もアウェーとはいえ勝点を掴みたいゲームで、互いの意地がぶつかり合った。

 そのなか、3-3-1-3という独特なシステムを敷く熊本の最前線で目を引いたのが、熊本アカデミーで育った181センチ・76キロ、17歳のFW神代慶人(くましろ・けいと)である。

 2023年の年末には、先輩FWの道脇豊(現ベフェレン)に続いて、クラブふたり目となるユース所属時にプロ契約をかわし、翌24年には16歳4か月でプロデビューし、16歳5か月でプロ初ゴールをマーク。リーグ戦で19試合・5得点の成績を残し、今季も16試合で6得点を決めている俊英である。

 千葉戦も前半には鋭い動き出しで相手の最終ラインの裏を取り、PKかと思わせるシーンを作り、その後もボールを呼び込み続ける。何より光ったのはFWらしく“俺にボールをくれ”と言わんばかりにギラつきを放ち、パスを求め続けた点だ。

 そして67分には味方のスルーパスを相手ペナルティエリア内右で受けると落ち着いてグラウンダーのシュートを左のサイドネットに突き刺し、一時勝ち越しとなるゴールをあげてみせた。
 

鈴木らとマッチアップ。激しく競り合った。写真:福冨倖希

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 この日、マッチアップした経験豊富な千葉のCB、35歳の鈴木大輔も能力の高さに驚いたという。

「自分の17歳の時を考えると相当にびっくりですね。シンプルに非常にクオリティが高く、試合を通じて怖い選手でした。駆け引き、一対一での身体の強さ、無理がきくところなど、質の高いFWと対戦していると考え、年齢とかまったく意識することなくやっていました」

 神代は74分に交代でベンチに下がったが、鈴木は対峙した若きストライカーにエールを送ったという。

「結構試合を通じてバチバチやらせてもらい、彼は遠慮することなくやってきてきてくれて、僕はすごく楽しかったです。ヒリヒリした感覚でやれたなというのがあったので、そこはバチバチしたままではなく、頑張ってというような、お互いに良い対戦ができたなと、リスペクトを込めて最後、握手をしました」

 注目のFWが今後、どんな成長を見せるのか楽しみである。

取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
 
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