「ポジションを変えながらプレーするのは子供の頃から慣れっこ」
ミケル・オジャルサバルがニコ・ウィリアムス、ラミネ・ヤマルとともに、スペイン代表の3トップの一角に定着している。才能の塊である他の2人に対し、たゆまぬ努力がその活躍の支えになっている。
近年、スペイン代表の9番と言えば、アルバロ・モラタのポジションだった。今夏、スペイン代表のキャプテンは、コモに移籍し再起を期している。その延長線上に、来年の北中米ワールドカップで有終の美を飾るという目標を見据えている。
「仮にメンバーから落選しても、何らかの形で代表の合宿に紛れ込むつもりだ。冗談だよ。あらゆる方法でスペインが優勝するのを助けたいと思っている。用具係でも何でもいい。それが僕にとっての喜びなんだ」と、モラタはブルガリア戦前に語った。しかし、そのブルガリア戦で出番がなく、続くトルコ戦も、大勢が決した残り18分の出場のみにとどまった。
ルイス・デ・ラ・フエンテ監督が「人間的にも選手としても素晴らしい」と賛辞を惜しまない一方で、モラタはピッチ上で存在感を失っている。6月のUEFAネーションズリーグの決勝ラウンドでも、背番号7がプレーしたのは決勝のわずか9分間だけだった。その試合は2-2でPK戦に突入。モラタの失敗が決定打となり、スペインはクリスティアーノ・ロナウド擁するポルトガル代表に優勝を譲った。
近年、スペイン代表の9番と言えば、アルバロ・モラタのポジションだった。今夏、スペイン代表のキャプテンは、コモに移籍し再起を期している。その延長線上に、来年の北中米ワールドカップで有終の美を飾るという目標を見据えている。
「仮にメンバーから落選しても、何らかの形で代表の合宿に紛れ込むつもりだ。冗談だよ。あらゆる方法でスペインが優勝するのを助けたいと思っている。用具係でも何でもいい。それが僕にとっての喜びなんだ」と、モラタはブルガリア戦前に語った。しかし、そのブルガリア戦で出番がなく、続くトルコ戦も、大勢が決した残り18分の出場のみにとどまった。
ルイス・デ・ラ・フエンテ監督が「人間的にも選手としても素晴らしい」と賛辞を惜しまない一方で、モラタはピッチ上で存在感を失っている。6月のUEFAネーションズリーグの決勝ラウンドでも、背番号7がプレーしたのは決勝のわずか9分間だけだった。その試合は2-2でPK戦に突入。モラタの失敗が決定打となり、スペインはクリスティアーノ・ロナウド擁するポルトガル代表に優勝を譲った。
いずれにせよ、モラタがポジションを失ったことは、サッカー的な説明がある。オジャルサバルだ。直近14試合で2得点と得点ペースを落としているモラタを尻目に、ここ5試合で4ゴール・4アシストを記録している。
「ポジションを変えながらプレーすることは子供の頃から慣れっこなんだ。どんな試合でも監督が求める役割をこなすことを第一に考えてきた。今でも、ピッチ上で必要とされれば、どんな形でもチームを助けようと努めている。途中から起用される日も、出場しない日も関係ない。チームがうまく回るように、可能な限り力になっていきたい」とオジャルサバルは話す。
レアル・ソシエダのFWがデ・ラ・フエンテ監督の下でCFを務めるのはA代表が初めてではない。東京五輪でも公式戦と強化試合の計7試合のうち6試合でCFとして出場。2019年のU-21欧州選手権でもCFを担い、優勝に貢献した。
ニコが左サイドで弾丸のようなスピードを披露し、ヤマルが世界中に超絶技巧を見せつける中、オジャルサバルは努力とゴールでその存在価値を示している。
文●ファン・I・イリゴジェン(エル・パイス紙スペイン代表番)
翻訳●下村正幸
※『サッカーダイジェストWEB』では日本独占契約に基づいて『エル・パイス』紙のコラム・記事・インタビューを翻訳配信しています。
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