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仮にこれが本番だったら、ゾッと…。”ブラジルW杯の悪夢”を想起させたアメリカ遠征【日本代表/コラム】

カテゴリ:日本代表

サッカーダイジェストWeb編集部

2025年09月11日

メキシコ戦の決定機逸が致命傷に

三笘は途中出場したアメリカ戦で輝けなかった。金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/現地特派)

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 アメリカ代表に0−2と完敗した森保ジャパンを見て思い出したのが、2014年ブラジル・ワールドカップで悪夢に見舞われた日本代表だ。当時、主力選手がW杯優勝宣言をして意気揚々とブラジルの地に乗り込みながらも、グループリーグ初戦でコートジボワール代表に1−2と逆転負けを喫すると、続くギリシャ戦はスコアレスドロー。2試合を終えて1分1敗とグループリーグ突破が厳しい状況になった。

 期待が大きかった分、失望も大きかったのは今回も同じだ。

 アメリカ遠征での2試合を終え、ショックを受けたファン・サポーターも多かったはずだ。特に酷かったのはアメリカ戦である。決してベストメンバーとは言えない相手に立ち上がりから主導権を握られ、ほぼ何もできないまま2失点。GK大迫敬介の好守がなければ0−5、0−6になっていてもおかしくない内容だった。

 仮にこれが本大会だったら(本番はメキシコとアメリカが同じグループになることはない)、日本は1分1敗でグループリーグ敗退の危機となる。メキシコ戦の決定機逸(53分の南野拓実のボレーシュート)が結果的に致命傷と、そんな見方もできるわけだ。
 
 そう考えると、ゾッとする。たかが1プレー、されど1プレーである。アメリカはアメリカでここぞというところでしっかりと決めてきた。長友佑都が寄せ切れなかった数メートルが勝敗に直結したとも言えるだろう。

 本当に本番でなくてよかった。むしろ、今回の強化試合で苦い経験ができたことをポジティブに捉えるべきだ。ワールドカップで勝つための親善試合であり、正直、失望する必要はない。

 求められるのは課題をしっかりと整理し、次の対戦で改善を図る。ワールドカップ予選で積み上げたベースを見失わず、枝葉の部分(本大会を見据えての人材の適材適所など)を見つめ直す。キャンプ地の選定も含め、勝負はこれからだ。

文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)

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