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川崎にはエリソンがいる。町田戦の圧巻の2ゴール・1アシストで誇示したスーパーな助っ人ぶり

カテゴリ:Jリーグ

本田健介(サッカーダイジェスト)

2025年09月01日

スピードとパワーを存分に発揮

勝利の立役者となったエリソン。チームを牽引した。写真:鈴木颯太朗

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[J1第28節]川崎 5-3 町田/8月31日/Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu

 川崎らしいと言えば川崎らしい勝ち方だったと言えるのだろう。

 リーグと天皇杯で連戦が続いていた町田を尻目に、3失点したとはいえ大量5ゴールを奪った川崎が、等々力での打ち合いを制してみせた。

 勝利の立役者は先制ゴールとなるゴラッソを決めた伊藤達哉、多くの得点に絡んだ脇坂泰斗、3ゴール目を決めた宮城天ら多くいるが、誰よりインパクトを残したのはストライカーのエリソンだろう。

 元来のスピードと強さを活かした重戦車のようなドリブルで町田の守備陣を切り裂き、強烈な左足でゴールを狙い続ける。

 1-2で迎えた前半終了間際には、ボランチの山本悠樹の後方からの浮き球のパスを巧みに頭で流し込むと、65分には後方からのフィードに抜け出すと単独で持ち上がって町田のDF3人を引き付けて宮城天のゴールをアシスト。

 そして圧巻だったのは78分だ。自陣右サイドで巧みなターンで相手をかわしながら前を向くと、一気に加速。迫ってくる町田DF昌子源らを撥ね返しながら、最後は味方のパスを受けて決め切ってみせた。
 昨季加入したストライカーは、怪我もありつつ、パスを阿吽の呼吸でつなぐ鬼木達前監督体制時にはなかなか持ち味を発揮しきれなかった印象だ。

 一方で長谷部茂利監督体制下では、しっかり守ってからのカウンターも増え、相手陣内に広大なエリアが存在するなか、スピードとパワー勝負になった時は、この助っ人を止めるのはDFにとって難しいタスクとなってきている。

 戦い方の良し悪しというよりは、エリソンには今のスタイルのほうが合っていると言えるのだろう。

「チームのために点を取るだけ」と常に周囲のことを想い、試合後には神や家族に感謝し、感極まる姿もあった。

 今季は京都のラファエル・エリアス(15ゴール)、鹿島のレオ・セアラ(15ゴール)らが得点王レースをリードしチームを牽引するが、エリソンもこれで10ゴール目。スーパーな助っ人として川崎をさらに上位へ導くか、注目だ。

取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)




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