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小林慶行監督の言葉に感じた千葉の充実ぶり。予断を許さない状況も悲願のJ1復帰へ残り10試合で目指すモノ

カテゴリ:Jリーグ

本田健介(サッカーダイジェスト)

2025年09月01日

甲府にしっかり勝ち切る

指揮3年目の小林監督。チームを成長させてきた。(C)SOCCER DIGEST

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[J2第28節]千葉 2-1 甲府/8月30日/フクダ電子アリーナ

 前節、昇格のライバルである仙台にアウェーで競り負けた(0-1)千葉だったが、ここで連敗をしないのが、今季の好調ぶりを物語っているのだろう。

 難敵の甲府とのゲームは、前半はボランチとCBの間のスペースを甲府の2シャドーらに上手く使われ、ピンチの連続で、17分には先制を許した。しかし、ここから立ち上がれるのが今季の千葉である。

 攻守で修正を加えながら25分には“左の槍”である椿直起が粘って、カルリーニョス・ジュニオの同点弾をお膳立てすると、後半開始早々には、夏に山形から加入した“右の槍”イサカ・ゼインが、移籍初ゴールとなる勝ち越し弾をマーク。終盤は甲府の猛攻をしのぎ切った。

 残り10試合。首位の水戸との勝点差を「2」に縮め、自動昇格圏の2位をキープ。もっとも3位の長崎とは勝点で並び、プレーオフ圏内の6位の仙台とも勝点4差。予断を許さない状況だ。

 そのなかで千葉の小林慶行監督も勝ち切ったことを評価しつつ、悔やんだのは特に後半に多くのチャンスを仕留めきれなかった点だった。
 
「前半は自分たちのビルドアップのミスから相手にチャンスを作られ、後半は決めるべきところで追加点を奪えずに、最後の最後までどちらに転ぶか分からない試合展開になってしまったと思います。今、選手たちとは『勝って反省しよう』ということを共有してきました。

 今日の勝利を掴めたのは前半を1-1で折り返せたこと、それに対するサポーターの熱量、パワー、もしくは後半に決めるべきところで決め切れなかったところが何回かあった中で、それでも前に前にというパワーを失わせないサポーターの熱量、そういうものに勝たせてもらったと思っています。

 ただ、本当に反省しなければならないと思っています。勝つことが一番大事なんですが、自分たちの置かれている状況を考えれば得失点差を『1』でも多く積まなければならないというのが現実的に重要なところで。それを考えると本当に反省しなければならないと感じます」

 前述したように悲願の17年ぶりのJ1へ厳しい戦いが続いていく。一方で得失点差まで意識し、自動昇格を勝ち取れるチャンスを目の前にしていることは大きなポジティブな要素だろう。

 勝って兜の緒を締め、なおかつ今後の数字上のポイントまで考えている小林監督の言葉に、改めて今のチームの充実ぶりを感じた。    

取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)

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