ジェフの新たなキーマン、イサカ・ゼイン。爽快感溢れるプレーは必見だ

カテゴリ:Jリーグ

本田健介(サッカーダイジェスト)

2025年09月01日

甲府戦で嬉しい移籍後初ゴール

右サイドを切り裂くイサカ。夏の加入ながらチームスタイルにも適応している。(C)SOCCER DIGEST

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[J2第28節]千葉 2-1 甲府/8月30日/フクダ電子アリーナ

 前節、アウェーながら昇格のライバルとなる仙台に競り負けた(0-1)千葉にとって、連敗は避けたい一戦。そのホームでの甲府戦で千葉を勝利に導いたのが、夏に山形から加入した新たな“右の槍”イサカ・ゼインだ。

 この日も果敢に右サイドから仕掛けたアタッカーは、1-1で迎えた後半開始早々に左からの展開で迎えた絶好機はポストに当ててしまったが、すぐさま反応して押し込み、移籍後初ゴールとなる勝ち越し弾をマーク。

 56分に抜け出したチャンスは決め切れず、72分にはセンターサークルからドリブルを開始し、相手3人を置き去りにする出色のドリブルを見せつけたが、シュートはゴール右に外れた。

 決定力は今後の課題だろうが、そのプレーぶりはまさに爽快で、再び見たくなる期待感が詰まっている。
 特筆すべきは、夏の加入ながら右サイドで自らの持ち味を存分に示している点であり、その背景にはチームに上手く組み入れた小林慶行監督の巧みな采配や、チームメイトたちのサポートがあることも見逃せない。

 2020年に桐蔭横浜大から川崎に加入し、当時の川崎での同期は三笘薫や旗手怜央、神谷凱士ら。三笘と旗手は今や日本代表にも選ばれる存在になったが、28歳になったイサカも横浜FC、山形で経験を積み、自らのプレーを磨いてきた。

 シーズンは残り10試合。チームは甲府戦の勝利で、首位の水戸との勝点差を「2」に縮め、自動昇格圏の2位をキープしたが、3位の長崎とは勝点で並び、プレーオフ圏内の6位の仙台とも勝点4差。予断を許さない状況が続く。

 そのなかで、ジェフの17年ぶりのJ1復帰へ、イサカがキーマンのひとりになっていることは間違いない。
 
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)

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