去就が注目されているレアル・ソシエダの久保建英に、電撃オファーが舞い込んだようだ。

　スペインメディア『FICHAJES』は８月25日、「レアル・ソシエダが、久保建英への4500万ユーロ（約77億円）のオファーを受ける」と見出しを打ち、次のように報じた。

「久保建英の才能は移籍市場でも注目を集めている。ヨーロッパの複数のクラブが以前から彼に注目していたが、サン・セバスティアンに届いたオファーは旧大陸ではなく、サウジアラビアからのものだ」

「オファー額は4500万ユーロで、レアル・ソシエダにとってはかなりの額だ。しかし、この金額ではチームで最も決定力のあるアタッカーを手放すには不十分だと考えている」

　記事は「選手自身も、サウジアラビアへの移籍には納得していないようだ。年齢と現在のポテンシャルを考えると、将来はヨーロッパのトップレベルの大会でプレーすべきだと考えているようだ」と続けた。
 

　久保については、以前にもサウジアラビアからのメガオファーが報じられたが、見向きもしなかった。このタイミングで移籍する可能性はゼロに近いだろう。

『FICHAJES』も「サウジアラビアが久保に興味を示しているのは、アジアリーグの積極的な移籍政策を反映している。しかし、選手を説得するのは、単に数百万ドルの移籍金を提示するだけでは到底不可能だ」と見解を示している。

「24歳の久保は、キャリアの転換期を迎えている。スペインでの経験と着実な成長を続けるストライカーは、成長を促し、ミスを犯さないための決断を下したいと考えている。移籍市場はまだ開かれており、久保の将来は大きな期待を集めている。一方、サン・セバスティアンでは、スター選手が少なくともあと1シーズンはチームの原動力であり続けてくれるという希望にすがっている。」

　移籍か残留か。サウジアラビアはともかく、いまや日本代表でも主力となったレフティは、今夏にいかなる決断を下すのか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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