「最も効率的なマネジメント」
欧州や南米では、監督が新たに就任するときは“一つのチーム”で挑む。単独で、監督として大仕事に挑むことはほとんどない。自分が信用するスタッフで固めなかったら、“裏切り者“にその座を脅かされてしまい、采配に集中できないからだ。
今回、レアル・マドリーは長くチームを率いたカルロ・アンチェロッティ監督がブラジル代表を率いることになったが、アシスタントコーチたちは揃って退団することになった。息子のダビデ・アンチェロッティコーチは、ブラジルの名門ボタフォゴの監督に就任している。いずれにせよ、ゴールキーパーコーチを除いて(ここだけは聖域になることが多い)、スタッフの顔ぶれは変わった。
後任のシャビ・アロンソ監督は、レバークーゼンで一緒に組んでいた3人のコーチングスタッフを入閣させることを契約に入れていた。まさに“一つのチーム”でチームを掌握、統率する。万全の態勢だ。
こうした“一つのチーム”で指導体制をとることが、近年ではマネジメントの主流になっている。
今回、レアル・マドリーは長くチームを率いたカルロ・アンチェロッティ監督がブラジル代表を率いることになったが、アシスタントコーチたちは揃って退団することになった。息子のダビデ・アンチェロッティコーチは、ブラジルの名門ボタフォゴの監督に就任している。いずれにせよ、ゴールキーパーコーチを除いて(ここだけは聖域になることが多い)、スタッフの顔ぶれは変わった。
後任のシャビ・アロンソ監督は、レバークーゼンで一緒に組んでいた3人のコーチングスタッフを入閣させることを契約に入れていた。まさに“一つのチーム”でチームを掌握、統率する。万全の態勢だ。
こうした“一つのチーム”で指導体制をとることが、近年ではマネジメントの主流になっている。
しかしながらJリーグでは、今も監督が代わってもコーチが留任するケースが少なくない。
「監督がうまくいかなくなった場合の“次の監督候補”が必要」
Jクラブは、多かれ少なかれ、そうした観点でコーチを見ている。そこで、多くのコーチたちが虎視眈々、後釜につく。これでは、監督を中心に腰が据わるはずはない。
監督が成績不振などに陥ったとき、ヘッドコーチを昇格させることは一見、簡単だし、効率的に思える。しかし、そうした指揮官が劇的に戦いを改善させ、名将に成長するか。それは、「ない」とは言わないが、宝くじ同然と言える。
Jリーグでは、未だに監督とコーチの境界線があいまいである。コーチも監督への色気があって、丁稚奉公のように捉えている。しかしながら欧州では、多数のコーチがコーチとしての仕事に誇りを持ち、その本文を尽くす。もちろん、コーチから監督になるケースもあるし、1、2年名将の下でコーチをし、監督として目覚めるミケル・アルテタのような場合もあるが、あくまでコーチはコーチである場合が多い。
監督を中心にチームを組む。それこそ、最も効率的なマネジメントと言える。監督の首だけを挿げ替える、というやり方では、次のくじの当たりを祈るようなものだろう。一つのチームがダメだったら、丸ごと入れ替えるべきだ。
監督は絶対的リーダーなければならない、まずは仕事のできるコーチを自分のチームに引き込めるか。そこでボスの求心力が問われる。それすらできないリーダーが選手を率い、チームをけん引するなどできるはずがない。
文●小宮良之
【著者プロフィール】こみや・よしゆき/1972年、横浜市生まれ。大学在学中にスペインのサラマンカ大に留学。2001年にバルセロナへ渡りジャーナリストに。選手のみならず、サッカーに全てを注ぐ男の生き様を数多く描写する。『選ばれし者への挑戦状 誇り高きフットボール奇論』、『FUTBOL TEATRO ラ・リーガ劇場』(いずれも東邦出版)など多数の書籍を出版。2018年3月に『ラストシュート 絆を忘れない』(角川文庫)で小説家デビューを果たし、2020年12月には新作『氷上のフェニックス』が上梓された。
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「監督がうまくいかなくなった場合の“次の監督候補”が必要」
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文●小宮良之
【著者プロフィール】こみや・よしゆき/1972年、横浜市生まれ。大学在学中にスペインのサラマンカ大に留学。2001年にバルセロナへ渡りジャーナリストに。選手のみならず、サッカーに全てを注ぐ男の生き様を数多く描写する。『選ばれし者への挑戦状 誇り高きフットボール奇論』、『FUTBOL TEATRO ラ・リーガ劇場』(いずれも東邦出版)など多数の書籍を出版。2018年3月に『ラストシュート 絆を忘れない』(角川文庫)で小説家デビューを果たし、2020年12月には新作『氷上のフェニックス』が上梓された。
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