■ケビン・ガメイロ
・29歳／FW／フランス代表
・セビージャ→アトレティコ・マドリー（完全移籍）
・移籍金：3200万ユーロ（約38億円）
　３年間を過ごしたセビージャで68得点を挙げ、ヨーロッパリーグ３連覇に大きく貢献したスコアラー。今夏はバルセロナやマンチェスター・U、ローマも狙っていたが、ルーカス・ビエットを買い取りオプション付きのレンタルで差し出したアトレティコが争奪戦を制した。移籍金は推定3200万ユーロで、本人とは４年契約を結んだ。アトレティコはゴンサロ・イグアイン（ナポリ→ユベントス）の引き抜きに失敗し、ジエゴ・コスタ（チェルシー）やピエール＝エメリク・オーバメヤン（ドルトムント）などからも好感触を得られなかったが、ガメイロとの交渉は見事にまとめ上げた。
 

■ウィサム・ベン・イェデル
・25歳／FW／フランス国籍
・トゥールーズ→セビージャ（完全移籍）
・移籍金：900万ユーロ（約10億8000万円）　
　昨シーズンに公式戦通算で23ゴールと台頭。ペナルティーエリア内でのゴールセンスに加え得て、正確な直接FKも魅力だ。今夏はローマ、ナポリ、レスターなども興味を示していたものの、早くから動向を追っていたセビージャがガメイロ売却交渉が成立した同日に獲得を発表した。CFのポジションを前日に加入が決定したビエットと争うことになりそうだ。
 

■クリスティアン・アンサルディ
・29歳／DF／アルゼンチン代表
・ジェノア→インテル（完全移籍）
・移籍金：200万ユーロ（約２億4000万円）
　今夏はインテルのトレーニングキャンプや親善試合に参加し、加入が決定的と見られていたが、７月30日にようやく正式発表。前日に保有権を持っていたゼニトからジェノア（昨シーズンのレンタル先）が400万ユーロで買い取り、すぐさまインテルに売却した。ディエゴ・ラクサール（昨シーズンはジェノアにレンタル）の保有権＋200万ユーロで交渉が成立したと報じられている。両SBで機能するだけに、長友佑都のライバルになりそうだ。