「選手たちは意味づけが一番大事」
元日本代表監督のフィリップ・トルシエが、前園真聖氏のYouTubeチャンネル「おじさんだけど、遊んでもいいですか?」で、代表監督時代を振り返った。
トルシエは、1998年に日本代表の監督に就任し、世代別の代表監督も兼職。99年に行なわれたワールドユース(現U-20ワールドカップ)で準優勝、2000年のシドニー五輪でベスト8、2002年の日韓W杯でベスト16に導く手腕を発揮した。
一方、選手に厳格な規律を課し、時には声を荒げて叱るなど、厳しい指導でも知られていた。どのような意図があったのか。
「たぶん、私のやりたいことを理解されていない部分があった。日本人はアフリカ人と違っておとなしい。監督の言うことを聞くのは分かっていました。私が伝えたかったのは緊張感です。
代表ユニホームの重みや代表選手である名誉など、その威厳を普通の生活のなかで持たないと、いきなりスタジアムに行って精神が潰される。良い緊張感を持ち、良いプレッシャーに変える。私はそれを若い選手に知ってほしかった。
代表は甘くないと伝えたかった。良い緊張感と感動を力に変えて、それがインスピレーションになり、選手たちが自分の限界を超える力になると思う。選手たちのエモーションを引き出したかったのです」
トルシエは、1998年に日本代表の監督に就任し、世代別の代表監督も兼職。99年に行なわれたワールドユース(現U-20ワールドカップ)で準優勝、2000年のシドニー五輪でベスト8、2002年の日韓W杯でベスト16に導く手腕を発揮した。
一方、選手に厳格な規律を課し、時には声を荒げて叱るなど、厳しい指導でも知られていた。どのような意図があったのか。
「たぶん、私のやりたいことを理解されていない部分があった。日本人はアフリカ人と違っておとなしい。監督の言うことを聞くのは分かっていました。私が伝えたかったのは緊張感です。
代表ユニホームの重みや代表選手である名誉など、その威厳を普通の生活のなかで持たないと、いきなりスタジアムに行って精神が潰される。良い緊張感を持ち、良いプレッシャーに変える。私はそれを若い選手に知ってほしかった。
代表は甘くないと伝えたかった。良い緊張感と感動を力に変えて、それがインスピレーションになり、選手たちが自分の限界を超える力になると思う。選手たちのエモーションを引き出したかったのです」
選手たちからの反発はなかったのかと前園氏から問われると、“赤鬼”とも称された70歳はこう答えた。
「結局、選手たちは意味づけが一番大事で、なぜプレッシャーをかけるのかとか、なぜ緊張感を求めるのかなど、説明があればまったく問題ないと思っています。
日本には守備の文化がないので、押し上げの高い守備ラインも説明してたし、相手が“化け物”でも『1対1で戦う必要はない』など、とにかく『君たちのためにそうしている』と必ず説明していた」
そして「若い選手たちは嫌になったこともあると思います。でもトルシエのシステムをやれば『もしかしたら行けるかも』と信じてくれていたはずです」と続けた。
トルシエは当時の日本人選手の気質を考えたうえで、指導していたようだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
【動画】トルシエが日本代表の指導について語る!
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「結局、選手たちは意味づけが一番大事で、なぜプレッシャーをかけるのかとか、なぜ緊張感を求めるのかなど、説明があればまったく問題ないと思っています。
日本には守備の文化がないので、押し上げの高い守備ラインも説明してたし、相手が“化け物”でも『1対1で戦う必要はない』など、とにかく『君たちのためにそうしている』と必ず説明していた」
そして「若い選手たちは嫌になったこともあると思います。でもトルシエのシステムをやれば『もしかしたら行けるかも』と信じてくれていたはずです」と続けた。
トルシエは当時の日本人選手の気質を考えたうえで、指導していたようだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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