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「エモーションを引き出したかった」トルシエが日本代表での厳格な指導の意図を明かす「若い選手たちは嫌になったこともあると思います」

カテゴリ:日本代表

サッカーダイジェストWeb編集部

2025年08月10日

「選手たちは意味づけが一番大事」

かつて日本代表を率いたトルシエ。(C)SOCCER DIGEST

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 元日本代表監督のフィリップ・トルシエが、前園真聖氏のYouTubeチャンネル「おじさんだけど、遊んでもいいですか?」で、代表監督時代を振り返った。

 トルシエは、1998年に日本代表の監督に就任し、世代別の代表監督も兼職。99年に行なわれたワールドユース(現U-20ワールドカップ)で準優勝、2000年のシドニー五輪でベスト8、2002年の日韓W杯でベスト16に導く手腕を発揮した。

 一方、選手に厳格な規律を課し、時には声を荒げて叱るなど、厳しい指導でも知られていた。どのような意図があったのか。

「たぶん、私のやりたいことを理解されていない部分があった。日本人はアフリカ人と違っておとなしい。監督の言うことを聞くのは分かっていました。私が伝えたかったのは緊張感です。

 代表ユニホームの重みや代表選手である名誉など、その威厳を普通の生活のなかで持たないと、いきなりスタジアムに行って精神が潰される。良い緊張感を持ち、良いプレッシャーに変える。私はそれを若い選手に知ってほしかった。

 代表は甘くないと伝えたかった。良い緊張感と感動を力に変えて、それがインスピレーションになり、選手たちが自分の限界を超える力になると思う。選手たちのエモーションを引き出したかったのです」
 
 選手たちからの反発はなかったのかと前園氏から問われると、“赤鬼”とも称された70歳はこう答えた。

「結局、選手たちは意味づけが一番大事で、なぜプレッシャーをかけるのかとか、なぜ緊張感を求めるのかなど、説明があればまったく問題ないと思っています。

 日本には守備の文化がないので、押し上げの高い守備ラインも説明してたし、相手が“化け物”でも『1対1で戦う必要はない』など、とにかく『君たちのためにそうしている』と必ず説明していた」

 そして「若い選手たちは嫌になったこともあると思います。でもトルシエのシステムをやれば『もしかしたら行けるかも』と信じてくれていたはずです」と続けた。

 トルシエは当時の日本人選手の気質を考えたうえで、指導していたようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】トルシエが日本代表の指導について語る!

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