今夏に川崎フロンターレからイングランドの名門トッテナムに移籍した日本代表DF高井幸大は、怪我のために、まだプレシーズンマッチに出場できていない。アジアツアーのメンバーからも外れてしまった。

　そんななか、中国のメディア『直播吧』は「ステップアップが大きすぎたのか？ タカイはまだトッテナムのトレーニングの激しさに適応しておらず、プレシーズンマッチのリストから外れている」と報じた。

「今夏、川崎からトッテナムに移籍金500万ポンド（約10億円）で加入したタカイは、Jリーグ選手の移籍金記録を更新した。しかし、プレミアリーグレベルのトレーニング強度に適応できず、怪我に悩まされ、トッテナムのプレシーズンメンバーに選出されていない」

「20歳のタカイはセンターバックで、身長192センチだが、体型は比較的細身だ。トッテナムに移籍後、Jリーグよりもはるかに高いトレーニング強度のために、しばらくはチームに馴染めなかった。トッテナムでの練習後、疲労で倒れ込むタカイの写真が一部メディアに掲載された」
 

　記事は、「多くの日本のファンは、タカイがウディネーゼの誘いを断り、トッテナムへの移籍を決断したのは賢明な決断ではなかったと口を揃える。ヨーロッパの中小クラブでの育成を経験せずに、プレミアリーグのビッグ６に直接移籍するのは、少々性急すぎたと言えるだろう」と主張している。

「プレシーズンで出場できなければ、高井がトーマス・フランク監督の目に留まるのは難しくなり、新シーズンの序列にも大きな影響が出るのは避けられないだろう」

　期待が大きいだけに、厳しい指摘も出ているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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