セルティックで活躍する旗手怜央が、DAZNの『内田篤人のFOOTBALL TIME』に出演。北中米ワールドカップ（W杯）イヤーでもある新シーズンへの意気込みを示した。

　旗手は2021-22シーズンの冬にセルティックに加入以来、スコットランドリーグ屈指のMFとして活躍。移籍市場で注目を集める存在となり、よりレベルの高い欧州５大リーグからの関心が囁かれるなか、自身の去就に関して、こう考えを示した。

「個人的にはステップアップのチャンスだなと。そこをまずメインにしてやりたいと思うけど、どこのチームであっても、自分が成長するためにやらないといけない。１年後にワールドカップもあるので、やっぱりそこに向けて、最後の最後まで自分の特長をちゃんと出していければ（W杯メンバーに入る）可能性はあると思うので、しっかりやっていきたい」
 

　今日の森保ジャパンは、欧州５大リーグで存在感を示す逸材がずらりと揃う。27歳の日本代表MFは「僕個人の現在地はワールドカップを考えた時に、ギリギリ入るか入らないかのライン」と分析している。

「入らなくても自分の力の無さだなと思うし、入ったら今までやってきたことが繋がったなと思うので、自分の立ち位置で言うと本当ギリギリだなと常に思っている。ワールドカップ予選に行ってもあまり出られなかった試合が多かったので。そこは他の選手がトップ・トップで戦っているなかで、自分は（所属）チームのリーグとかのレベルで言うと、達してないのもあるし、そのレベルにまだ行けてない。

　出られなかった時に自分にベクトルを向けてやろうと思ったし、一方でチャンピオンズリーグなどでプレーを示してきたので、どこかもどかしいというか。代表が終わって自チームに戻る時に自信をなくしてじゃないけど、『あぁ...』って感じにはなっていたので、自分の現在地はすごく難しいところだなとは思う」

　振り返れば、前回のカタールW杯の際は、直前のドイツ遠征に招集されながら、本大会のメンバー入りを逃した。来夏に北中米で悔しさを晴らせるかどうかは、所属クラブでの2025-26シーズンのパフォーマンスが鍵を握る。セルティック残留か、ステップアップか。まずは今夏の決断に注目したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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